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ぼくはトラック運転手さんでちゅ(第21話)

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『ぼくはトラック運転手さんでちゅ』
「第21話.ひろこちゃんの手で...」
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ぼくは、ピンと来ました。ついに来るものが来たと...。


「あの...ね。さっき渡した...紙袋の中ね...」ひろこちゃんは遠慮がちに。
(やっぱり見られてたんだ...)
ぼくは正面を見たまま何も言えません。
「私、見るつもりじゃなかったんだけど...置いた時に袋が倒れちゃって...中身が出ちゃったの」
「...あれって...誰かの?」
(やっぱり...きたぁー)
あれっていうのは『おむつ』のことに違いありません。
「...あ、いいの、言いたくなければ、見ちゃった私が悪いんだから」ひろこちゃんは申し訳なさそうな顔をしています。
ぼくはこれ以上隠してもしょーがないと意を決して言いました。
「...あ、あれ...ね...実はぼくのなんだ」
(あーもう終わり...)
しばらく間があって、ひろこちゃんは急に笑顔になりました。そして、
「鈴木さんって正直なんだぁ...」
「えっ?」
ぼくは意外な反応に驚きました。
「だってぇ...誰か他の人のだって言えばいいのにぃ」
「うん...」
(そうだよなぁ...)
「だけど、どうして?、どこかからだでも悪いのかなぁ?」
と、ひろこちゃんはいたずらっぽく突っ込んできます。お見通しって感じ。
ぼくは、正直におむつのことを話しました。子供の時からなんとなくおむつが好きで、大人になってもしてること。おむつやおむつカバーをたくさん持っていること...。
「...ふーん、やっぱりぃ、そうだと思ったの。だって、あのおむつカバーね、すっごくかわいかったんだもん。病人用とか介護っていう感じはぜんぜんしないしぃ、おむつが好きな人が使うんじゃないかなって」
「...」
「それに、私ね、雑誌で読んだことあるの...大人なのにおむつして...赤ちゃんごっこする記事」
「だから、あのおむつ見たとき、もしかしたらって思って...さっきも鈴木さんのスタイル注意して見てたら、やっぱりお尻がふっくらしてたから...きっとそうだって思ったの、そうよね?」
「うん..まぁ.」とぼくがあいまいに答えると、ひろこちゃんはいたずらっぽく、
「今は?」と、突っ込んできました。
「今って?」
「だからぁ、その膨らんだお尻は...」
「...」
「おむつなんでしょう?」と、追撃は止まりません。
「う、うん...そうだけど...」
「きゃはぁー! ねえ、見せて見せて、鈴木さんの、お・む・つ」と、もう舞い上がったようにはしゃいでいます。
「えーー...」
「いいでしょう。ここなら誰からも見えないしぃ...ねっ」
「うん...」


ぼくは工事のために整地された広い空き地にトラックを停めました。
そして、シートバックを倒して、ジャージを下ろしやすいように腰を浮かせる姿勢をとります。
ひろこちゃんは興味津々。
ぼくは、ゆっくりジャージを下げました。
「うわーっ...」と、ひろこちゃんは両手で顔を半分くらい隠しながらも、ぼくの腰の辺りをじっと見ています。
(ちょっと引いちゃったかなぁ...)と思った次の瞬間、
「...かーわいー! ほんとにかわいーね。赤ちゃんのみたいー!」
そう、ジャージの下から見えたのは黄色地にアヒルさんの絵がプリントされたおむつカバー。
さっき休憩の時に、朝からしていたベージュ色の医療用おむつカバーから交換したばかりで、中にあてた10枚の布おむつのせいで、ふっくらと膨らんでいます。ぼくは、もう恥ずかしくて顔から火が出そうです。
ひろこちゃんは、ぼくの顔とおむつカバーを交互に見ながら、にこにこ顔です。
「ほんと、これってかわいいー。このプリントはアヒルさんかな?」って言って、ぼくのおむつカバーをのぞきこみます。
「ちょっとぉー、はずかしいよぉ」とぼく。
「いいじゃない、赤ちゃんみたいでかわいいし、鈴木さんに似合ってるんだもん」と、のぞき込むのをやめようとしません。そればかりか、
「ねえ、ちょっとさわってもいい?」と、言うが早いか、右手でぼくのおむつカバーに触ってきました。
「うわー、すごく柔らかいのね、この生地」
「うん...」
ひろこちゃんは、まだ触っています。腰の横のところをさわさわして、徐々に前の方へ。
「ここ、けっこうふかふかしてるー。おむつたくさんあててるのかなぁ」と言いながら、手はぼくの股間のあたりに近づきます。
「ここはどうかな?」
ひろこちゃんの手がおむつカバーの上からぼくのお○ん○んのあたりをさすってきます。
「...そ、そこは...」ぼくはもう言葉が出ません。
「あぁーどうしたのかなぁー、おむつの赤ちゃん」その手の動きははっきりわかります。ぐるぐると回したり、少し押してみたり。
ぼくは、その柔らかい感覚に負けて、徐々に足が開いてきました。
そして、ひろこちゃんは微笑みながら、おむつカバーの上からぼくのお○ん○んを優しく包むようにつかみ、そして、軽く握って、
「あー、なんだか堅いのがあるよぉ」と楽しそう。
「あっ、だめだってばぁ...」ぼくは更に足が開いて腰も浮いてきました。
「どぉ? ここくにゅくにゅしちゃおっかなー」ひろこちゃんの手に握られたぼくのお○ん○んはおむつのなかで熱くなっています。
「あっ、あっ...」
「なぁに?」
「あー、だめだよぉ、そんなこと...」
「なんでー? すごくうれしそうだしー...じゃぁ、」と言うと、今度はおむつカバーの一番下のホックを1つ外し、股間のギャザーから手を入れてきました。
「ひっ...」
一瞬の冷たさを感じている間もなく、その手はぼくのお○ん○んに。
「うわっ、そ、そこは...」
根元を軽く握られた瞬間、先のほうまで電気が走ったような快感が。
そして、おむつに押し付けたり、ストロークさせたり。
「あっ、あぁー」
「どう?」
「そ、そんな、で、でちゃうよぉ...」
「なにがでちゃうのかなー? おもらしかなぁー、おむつにしちゃうのぉ?」
もうぼくは限界です。
「わ、わっ...」
もう止められません。
「うわっ、...びゅびゅーって出たぁー...」
それでも、ひろこちゃんはおむつから手を抜きません。
「ドクンドクンって。ここぉ、ぴくぴくしてるぅ」
「...」ぼくはもう放心状態。
「でちゃったね、おむつに。たくさんね。」
「...」
「ね、でちゃったんだよねー、おむつしててよかったねー」と、得意顔。
ぼくのおむつカバーの中は、もう、にゅるにゅるべたべた。
恥ずかしくてひろこちゃんの顔が見れません。
ひろこちゃんがゆっくり手を抜くと、おむつカバーの中で圧迫されていたお○ん○んが少し緩みます。
そして気が抜けたぼくは、そのまま本当のおもらしをしちゃいました。
さっきから少し我慢していたのもあって、一度漏れ出したおしっこは止まりません。お○ん○んの先端から生暖かいのが付け根に流れてきて股間のおむつに染みていきます。その間、ぼくは腰を浮かせて宙を見つめています。おしっこはまだ出ています。おむつを濡らしながらお尻のほうまで染みてきて、最後にぷるぷるんと腰を揺らして止まりました。
ひろこちゃんは、それをしっかり見ていました。
「あぁー、いま、ぷるぷるって震えたぁー」
「...」
「こんどは、ほんとうのおもらししたでしょう。ね、おむつに...赤ちゃんみたいにー」
ぼくは、もう恥ずかしくてしかたありません。


ひろこちゃんは、ウエットティッシュで手を拭きながら、ゆっくり言いました。
「おむつ、濡れちゃったね。」
「...うん」
ぼくは、やっと声が出るようになりました。
「濡れたおむつは、早く替えたほうがいいよ。」
「でもぉ...」とぼく。
「ねっ、早く、替えなくちゃ。」
「そうだけどぉ...」
「なに恥ずかしがってるの。もう、おむつにおもらししちゃったんでしょう。私が替えてあげるからぁ...」と言って、おばちゃんから渡された紙袋からさっさとおむつとおむつカバーを取り出すと、器用に重ね始めました。
その見事なこと。ぼくはついつい観察しちゃいました。ひろこちゃんが見せてくれたのは、こんなおむつのセット。
はじめにおむつを5枚使って、その内の2枚を股あて用に、2枚を腰廻り用にT字に広げ、もう1枚を腰の真ん中辺りに横に広げながら両端を三角に折ります。
更にあと5枚使って、その内の2枚を股あてのところにそれぞれ1/3の細さに折りたたんで2枚分で3枚の厚さにしてから、残りの3枚を股の部分に置いていきます。全部で10枚使って、股のところは5枚で6枚分の厚み。
「へー、すごいんだぁ。」ぼくは感心しました。
「うん、わたしね、おむつ扱うの慣れてるの。」
「えー?」
「わたし、洋品店にお勤めしてたときがあって、そこの家にも大きな赤ちゃんがいたの」
「ふーん」
「ははー、でも、鈴木さんみたい元気じゃなくってぇ、そこの娘さんね、18才なんだけど、かわいそうに事故で寝たきりになっちゃって、店番の合間に私もおむつ交換とかお手伝いしてたの」
「へぇー」
「半年くらいやってたかなぁ、もう慣れちゃった。こうやっておむつを重ねるとね、たくさん吸収してくれるし、いいみたい...それに、なんとなくおむつあてた股のところが赤ちゃんみたいに見えるんだよ」
「...」
「ねっ、だから鈴木さんにも赤ちゃんみたいにおむつ当ててあげようかなって思って」
ぼくは、その器用に重ねられたおむつを見つめてしまいました。内心、早く当ててほしいって思いながら。
「ほーら、早くおむつ当ててほしいって顔に書いてあるよ」と、ひろこちゃんには図星です。


「ほらほら、濡れたおむつのままでいないで、替えてあげるから、シートをもっと倒して」とひろこちゃん。
「あ、あぁ、それなら後ろで...」
「えっ?」
ぼくは、運転席の後ろのカーテンを開きました。
「あらっ」
「ね、後ろはベットになってるんだ。」
「へぇー、便利なのねトラックって」と、ひろこちゃんは感心しながら見渡します。
「あー、ここにもちゃんと赤ちゃんのがあるぅー」
そこには、ぼくがいつも使っている、よだれ掛けや哺乳瓶なんかの赤ちゃん用品がありました。それに、ハンガーにはロンパースもかかってる。
「あらー、こんなのも持ってるんだぁ...かっわいいー!」
ぼくは、また恥ずかしくなりましたが、もういいやって感じ。
「さあさ、ここに来て、横になってね」と、ぼくをベットのほうに誘います。
そして、替えのおむつカバーを広げて、さっきセットしたおむつを重ねます。
ぼくは、はずれていた股のホックを止め直して、おもらしで重く垂れ下がったおむつをお尻にぶら下げながら運転席から後ろへ、そして仰向けになります。
ひろこちゃんは、横になったぼくに向き合って、優しく言いました。
「はーい、赤ちゃん、おむつ替えようね」


~~~『ぼくはトラック運転手さんでちゅ(第22話)』に続く

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ぼくはトラック運転手さんでちゅ(第20話)

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『ぼくはトラック運転手さんでちゅ』
「第20話.ひろこちゃんとドライブ」
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「あ、ゆうやちゃんの、あれね。乾いたら現場の事務所に届けておいてあげるから、心配ないよ...」


ぼくは食堂から一旦2階の部屋に戻って荷物をカバンに詰め込み、すぐに部屋を飛び出しました。
(やばいなーもう7時50分...)
8時から荷降ろしがあるので遅れるわけにはいきません。でも幸い現場はもうこの近く、10分あればなんとか。 ぼくは、宿舎の横に停めてあったトラックに向かいました。
(おはよう...)
愛車は霜がついて真っ白。大急ぎで始業点検にかかり、エンジンを始動して更に点検。
そして、すぐに現場に向かい、きのう名古屋から積んできた荷降ろしを始めました。太いワイヤーロープにびっしりと白く霜がついています。
(おーさむ...)
(それにしても、あのおむつ...)
ぼくは荷台に上がって、寒さでパリパリに凍ったビニールシートを1枚づつはずしながらも、さっき宿舎の中庭で揺れていた自分のおむつのことがまだ気になってしかたありません。誰かに見られたら...。
(おばちゃんは、だいじょうぶだって言ってたけど...)


「おう、ゆうさん、やってるねぇ」と突然後ろからの声。振り向くと、田中さんがタバコをくわえながら腕組してこちらを見上げています。
「あっ監督、おはようございます」と、ぼくは荷台の上から応えます。
「まだ、そんなにあわてんでいいからよぉ。それ使うのは1時間くらい後だし、若い衆にも手伝わせるでぇここであったまろうや、な」
「あ、ありがとうございます」
ぼくは手招きされるままにすぐ横の休憩所に入りました。
中は10人くらい入れる広さ。真ん中に石油ヒーターが置いてあって、それを囲うように丸椅子が雑然と並んでいます。
「きょうは冷えるわぁ、なぁ」と監督。
「そうですね。さっき荷台のビニールシートが凍ってましたよ」
「だろなぁ、ここは山ん中だから結構冷えるんよ...」と田中さんは防寒着のポケットからタバコを取り出して火を付けながら言いました。
「それにしても、ゆうさんはまじめやなぁ。こんな早よから仕掛からなくてもよぉ」
「はぁそのぉ、会社からは8時に遅れないように行ってくれって言われてたんで...」
「まぁ、予定はそうだけどな、...こんな寒くちゃ内の若い衆もからだ動かんわ...見てみぃ」
若い作業員の人たちは、皆背中を丸めて、ヒーターの前で縮こまっています。そこへ、田中さんがじろっと視線を向けると、周囲に緊張が走るのがわかります。
「なっ。こいつらもゆうさんみたいにきちっとしてるといいんだけどなぁ...おうお前ら!9時からかかるでぇ、準備しとけや!」
声をかけられた若い衆は、のそのそと立ち上がり、部屋の隅に置いてある安全防具やらベルトやらを装着し始めました。
田中さんは周囲を見ながら、よしよしっていう感じでうなづきながら、急に振り返って小声でぼくにささやきました。
「...でな、どうだった、ゆうさん、きのうは?」
「えっ?きのう...ですか?」
「えっじゃないだろ」って、田中さんはニヤニヤしながらぼくの肩をたたいて、
「例のおばちゃんよぉ...宿舎の」
「宿舎のおばちゃん...ですか?」ぼくはまだ空気が読めてません。
「なぁ、いいことあったろ夜中。ゆうさんみたいのを放っておくわけねーって、言った通りだろ」
「...」
「なっ、きのうも風呂場でいーことしてもらってぇ、このぉー」
(げっ、ばれてる...)
田中さんはもう完全に何かあったと察しています。
ぼくは、夜中におばちゃんが来たみたいだけど、ぐっすり寝ててたし、まして、全く気が付かなかいうちにおねしょのおむつを替えてもらったなんて...ね、言えないもんですから、答えに困っていると、
「まぁーいーわな、若いっていいよなぁ。俺もあと10くらい若きゃなぁ...」
と、タバコをふっうと吹かしました。
「あのおばちゃん有名だからなぁ。夜中に『見回り』とか言って若い衆の部屋に入ってな。そんで...まあ、イイこともあるわな」
「...はぁ...」ぼくはあいまいな返事をしながらなるほどと思いました。
(...だから部屋に来たんだぁ...でもぼくの場合、点検してくれたたのはおむつなんだよね。しかもしっかり交換してくれたし。でも、そんな大きな赤ちゃんが相手じゃ、それ以上ナニする気にもならなかったんだろうなぁ...)
ぼくは、おばちゃんがぼくのことを男じゃなくて赤ちゃんだと感じてくれたことを、すんなり受け入れていました。
(やっぱ、おむつじゃね...)
ぼくだって、やさしいお母さんっていう感情を抱いたんですから、不思議じゃないですよね。
「じゃ、かかるかぁ」と田中さんがゆっくりと腰をあげました。
「はい!」とぼく。
休憩室から出て、荷降ろしの再開です。


それから3時間、荷降ろしは普段よりも多少時間がかかりましたがほぼ順調に終わり、代わりに引き取る重機を少しずつ分解しながら荷台に載せてワイヤーで固縛し終えました。
そして、現場の事務所に寄って書類にサインです。
「じゃぁ、これ積んで帰りますから...」
「ご苦労さまでした鈴木さん。こんどいつ来るのー」と受付の子。ひろこちゃんっていいます。
「えーと、来週の水曜日だったかな...」と、ぼくは壁にかかったカレンダーを見ながら言いました。
実は、ひろこちゃんは宿舎のおばちゃんの一人娘です。住み込みで働くおばちゃんといっしょに、小さい頃から手伝いをしていた気の利く子。これまでも何回か宿舎で見かけたり、話をしたこともあります。
去年、高校を卒業して一旦市内の洋品店に就職したのですが、おばちゃんが腰を痛めたのをきっかけに戻って来て、宿舎近くのこの工事現場事務所に勤め出しました。掃除やら受付やら、もうけっこう慣れてきたみたい。
なので、ぼくが事務所行くと、けっこう愛想よくしてくれて、お茶とか出してくれます。
「よかったー。またお話できるね。鈴木さんが来ると楽しいから...だって...ね、ここって、お父さんみたいな人ばかりなんだもん...シーッ...ないしょよ」と、その子は小さな声で笑いながら言います。
「うん、まあそう...かもね」とぼく。
「今度またトラックの話聞かせてね。私こんなところで仕事してるけど、一度も乗ったことないんだ、あんな大きいの」
「そうだっけ?じゃぁ乗せてあげよっかぁ。このあたり1周くらいなら、まだ時間もあるし。」
「わー、ほんとー?」とにこにこ顔。
「うんいいよ。いいよ。」
「じゃぁ...乗せてもらおうかなー。今なら、ここ少し空けても大丈夫みたい...ちょっと待ってね、片付けちゃうから」
ひろこちゃんは、受付の書類を手早く並べ直して、机の上に『休憩中。しばらくお待ちください』っていう札を立てました。
「さっ、これでいいわ。ちょっと抜け出しちゃおっと...」と、壁際のコートハンガーからダウンジャケットを取って、
「お待ちどうさまー」
「じゃ...」とぼくが玄関から出ようとすると、
「あと、これ。お母さんから預かってきたよ。」
「うん?」
ひろこちゃんは、大きな紙袋を両手で胸の高さまで持って見せました。
「鈴木さんに渡してって」
(げっ、あれだ...)
ぼくは、一瞬で思い出しました。
宿舎の庭で風に揺れていたぼくのおむつに違いありません。
(まさか...)
ひろこちゃんは妙にニコニコしています。
ぼくは、その紙袋を受け取りながら考えました。
(中、見てないよなぁ...)
ぼくはドキドキしてきました。
(まさか、ばれてないよなぁ、おむつ...)
「ねっ、渡したから。鈴木さんの大切な、も・の」
最後を妙に強調しながら、微笑んでいます。
「う、うん、ありがと」とぼくは急に固くなってしまいました。
「じゃ...行こうか」と、ぼく。
ひろこちゃんも玄関から出てきました。
「うれしーなぁ」とにこにこ顔で。


事務所の正面の駐車場には大型車が5台並んでいました。
「あー、あれあれ。あの青いラインの入った...」とぼくはトラックを指差しました。
「うん、あれね」
二人はトラックに近づいて行きます。
「近くだとほーんと大きいね。すごーく高い」とひろこちゃんはハイテンション。
ぼくも、さっきの不安はすっかり忘れて、
「でしょー。この上からだと見晴らしいいんだよ」と運転台を見上げます。
「じゃぁ、どうぞ」とぼくは鍵をあけて、助手席のドアを開けました。
「ここに、左足をかけてぇ...そうそう...そして、そこ持って右足はここに」と乗り方というか上り方を教えます。
「うわー、ほんと高いね。上るのがたいへん」
ひろこちゃんはまるでロッククライミングでも楽しむようなノリで楽しそう。
「だいじょうぶ?」と、ぼくは手伝いながら、助手席に座ったのを確かめてから、
「閉めるよ」とドアを閉めました。
そして、車両の前から右側へぐるっと廻って運転席に乗り込みます。
ぼくはエンジンを始動し、計器類を確認してから発車させました。
「あー、動いたうごいたぁー...」
ひろこちゃんは、まるで遊園地の乗り物にでも乗っているようなはしゃぎよう。
「すごーい!でも、とってもスムーズ。もっとガタンって動き出すのかなって思ってたぁ...」
「そう?」と、ぼくは上機嫌。


運転席正面のインパネコンソールには、普通の乗用車では見かけないスイッチやメーターがたくさん並んでいます。
ひろこちゃんは物珍しそうにあれこれのぞき込みながら、
「これなぁに?」と指差します。
「あぁこれ?このレバーはエキゾーストリターダーのスイッチだよ」
「エキゾー???」
「うーんと、エンジンブレーキみたいなやつ。マフラーパイプの途中を閉めて排気ガスを出にくくすると、エンジンが苦しんで回転が下がるメカ。排気ブレーキって言うときもあるよ。」
「ふーん...」
「例えば、息だって、吸うばっかりじゃ苦しくなるでしょう吐かなくちゃ。」
「うん、吸って吸ってーじゃね、...あー苦しいー」
と、ひろこちゃんはまねをしながら、クスクス笑います。
「じゃぁこれは?」
「ああ、デジタコね」
「...タコ?」
「あぁ、タコじゃなくて、デジタルタコグラフっていうんだけど、これがうっとうしいの。走行時間とか速度とかがばっちり記録されるから、さぼってるとバレバレ。それにね、この型は新しくGPSが付いたからどこにいるか場所まで記録されるんだ。だから寄り道も...」。
「わかっちゃうんだー。すごいけど私もほしくないな、そんなの。」
「でしょー。この前も運行主任がうるさくってさぁ、『鈴木君ちょっと休憩とりすぎじゃない?』だって。高速のパーキングに30分いただけだよ」
(確かにトイレ休憩だけなら長過ぎるかもしれないけど、おむつ交換してると、あっという間に過ぎちゃう...なんて言えないけど...)
「じゃぁこれは?...」
ひろこちゃんの質問攻めは続きます。ほんと好奇心旺盛です。


現場の取り付け道路から表の県道に出て、ちょっとドライブです。
周囲は、お茶の畑が続くなんの変哲もない光景ですが、ひろこちゃんにはいつもと違って見えるようです。
「へー、こんなふうになってるんだぁ」
「えっ? いつも通ってるんじゃないの」とぼく。
「うん、そうだけど、見晴らしがすごくいいから新鮮。だって、ここずっと金網が張ってあるでしょ、でも、トラックの目線だと金網が下にあって、ぜんぜん関係ないの。まわりが全部見渡せるし。」
「そっかぁー、ぼくはこの眺めに慣れてるから、そんなこと考えなかったよ。それに、渋滞してたってずっと先まで見えるから結構運転しやすいんだ」
「でも、おっきいからたいへんでしょ。狭いところとか」
「うん、そうだね...特に町中の路地は結構気を使うけどもう慣れちゃった」
「...すごいなぁ、私なんか絶対無理。だって、お母さんのクルマね、軽なんだけど、この前借りてスーパーに行ったらこすっちゃってぇ...もうショック」
「あらら...」
「ね。だからこんなに大きいの運転できる人って...尊敬しちゃう」
「そ、そんなぁ大げさだよ...」と、ぼく。


トラックは、お茶畑を抜けて集落にさしかかりました。
民家の庭には洗濯ものが風に揺れています。
少しの沈黙の後、ひろこちゃんが遠慮がちに口を開きました。
「...あ、あの、鈴木さん...」
「えっ?」
「...あのぉ、変なこと聞いていい?」
「ん?...」
ぼくは、ピンと来ました。ついに来るものが来たと...。


「あの...ね。さっき渡した...紙袋の中ね...」


~~~『ぼくはトラック運転手さんでちゅ(第21話)』に続く

プロフィール

甘えん坊のゆうや

Author:甘えん坊のゆうや
ようこそ!
ぼくは大型トラックの運転手です。普通とちょっと違うのは、大きな赤ちゃんってことだけ。いつもおむつしてるんだよ~(笑)。
This is Adultbaby diaper (Omutsu) site.

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