ぼくはトラック運転手さんでちゅ(第59話)

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『ぼくはトラック運転手さんでちゅ』
「第59話.懐古庵で(その8);みんなおむつ...そして」
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...赤ちゃんと並んでおむつ交換されることになったぼく。
恥ずかしさの反面、不思議な安堵感に引き込まれていくような...。


「じゃぁこれ...」
お母さんは、タンスから二人分の布おむつとおむつカバーを取り出して、ユカリちゃんとももちゃんにそれぞれ手渡しました。
「うわー、大きい!これアイちゃんの?」ユカリちゃんが歓声を上げます。
「あらー、ちっちゃくてかわいい!」と、ももちゃんも。
「あっ、ごめんなさい、渡すほうを間違えちゃったわ...」
(それって、わざとじゃない...)
「こんなにおっきいのするの?」
ユカリちゃんは渡されたおむつカバーを両手で広げて驚いています。
「はいはいユカリちゃん、こっちにかして」
「おっきいね」
「そうね、お兄ちゃんはたくさんお漏らししちゃうから、大きいのがいるのよ」
「ふーん...」
ユカリちゃんがぼくの顔をのぞき込みながらうなずくので、ぼくは急に恥ずかしくなりました。
「ここ、ツルツルするー!アイちゃんのと同じだぁ」ユカリちゃんは、ぼくがするおむつカバーの内側を触って何やら納得の様子。
「そうね、ビニールが張ってあるの。赤ちゃんのとそっくりでしょう」と、お母さん。
「うん。アイちゃんのもこう。うさぎさんもいる」
「この表の生地は柔らかいわよね。ふわっとして」
そのおむつカバーは、薄い水色に動物柄のプリントのある内羽根タイプで、前当ての左右に白いホックが4つづつ並んでいます。
お母さんは、ユカリちゃんからおむつカバーを受け取ると、表面を優しくなでながら微笑んでいます。
「昔はね、みんなこういうのだったのよ。最近は紙おむつだけでカバーを使うことはほほんどないし...。ユカリちゃんの幼稚園でもそうよね」
「うん、たっくんも紙おむつだけ。カバーはアイちゃんのしか見たことないよ」
「そうね、アイリちゃんは他のママさんからよく珍しがられてるでしょう。布おむつとカバーだから」
「なんで?」
「布おむつは、お洗濯すれば何回でも使えるし、それに、ふかふかで気持ちいいんじゃないかしら、ねぇ」
「ユカ、知らないもん」
「あ、あそうよね、お姉ちゃんだもんね。おむつしないのよね」
「...」
さっきのお母さんの話しでは、ユカリちゃんはまだ夜はおむつだって言ってましたが...。
ももちゃんも、
「このおむつカバーかわいいー! ユカリちゃんはいつもアイリちゃんのおむつ交換お手伝いするのね。お姉ちゃんえらいわ」
「うん!」
曇りかけたユカリちゃんの顔に笑顔が戻りました。お母さんは、ももちゃんに『ありがとう』って感じで目くばせします。
「さ、おむつ交換しちゃいましょう」
「はいっ」
ももちゃんとママさんは、ハモるように応えます。
「ハーイ!」
ユカリちゃんも替える気満々です。
(...)
ぼくは覚悟を決めたと言っても、赤ちゃんと二人並んでおむつ交換される恥ずかしさがこみ上げてきました。
しかも、幼稚園の女の子が横で見てるのに...。


「じゃあ、はじめにロンパースのホックを全部外してね」
「はい」
「はーい!」
ももちゃんとユカリちゃんが返事をして手が動き出します。
お母さんの号令に合わせて、二人同時進行のようです。
(うっ...)
ぼくは、股間の辺りを触られてびくっと。
 ♪ぽちっ、ぷちっ、...
ロンパースの股間に並んだホックを外している感じがします。
「外れたかな。じゃぁ、そこを上下にめくって、お尻を浮かせて...、はいはい、こっちをお尻の下から背中のほうにずらしてね」
ぼくは、ロンパースの前後を一旦お腹のほうまでめくられて、おむつカバー丸出しの格好になりました。
隣を見ると、アイリちゃんも同じようにかわいいおむつカバー姿に。
(おっ...)
なんと、アイリちゃんは自分で両足を持ち上げて足の指をなめています。
(器用だなぁ...)ぼくが、その驚異的な柔軟性に感心している間もなく、
「さ、次はおむつね。足を開いて...」お母さんが次の指令です。
ももちゃんはぼくの両足を大きくM字に開き、その間に座り直して、
「じゃぁ、ゆうやちゃん、おむつカバーのホック外すから...」と、にこっとしました。
「アイリちゃん、おむつカバーのホック外すから...」
ユカリちゃんもアイリちゃんの前に座って、ももちゃんそっくりのマネです。
(お姉ちゃん気取りだなぁ...)
そして、ももちゃんは優しいママのような顔で、少し前かがみになって両手を伸ばしてきます。
(...)
さっきまで羽織っていたパステルピンク色のスモックから、白いベビードールに着替えたももちゃん。ぼくの視界からは、左右にV字に立った自分の膝の間から豊かな胸元がきれいに見える感じです。
『...ほしーの』っていうフレーズが浮かんでくるような胸の谷間が...ぼくの目の前に近づいてきました。
(おぉー...)
思わず上体を起こしぎみになるぼく。
同時に、ももちゃんの手がおむつカバーの前当てに触れました。
 ♪ぽつ、ぷふぉく、プチ、...。
目の前で、ホックを順番に外してくれます。そして、ももちゃんは、
「ゆうやちゃん、開くわね」
「うん」
おむつカバーの前がそっと開きます。
(あっ...あー)
腰の包まれ感が緩んで、おむつカバーの中にすーっと冷気が入ってきました。びしょびしょのおむつの濡れた感触が一層強調される瞬間です。
(ふーー...)
ぼくは腹筋を緩めて起こしていた上体を座布団に寝かし、深く息を吐き出しました。
(それにしても...赤ちゃんと並んで...)
ももちゃんは、両手でおむつカバーの前当てを目一杯に広げてぼくに見せながら、
「うわー、たくさんちっち出まちたねー、おむつのここが黄色くなって固まってるぅ。カバーの内側までびしょびしょよー」と、みんなに聞こえるように言いました。
そして、「アイリちゃんよりお兄ちゃんなのにぃ、こんなにおむつにおもらししちゃってぇ、赤ちゃんと一緒ね」
隣でユカリちゃんも笑っています。
「だってぇ...」とぼく。
すると、ユカリちゃんもおむつカバーを広げて、
「ほーら、アイリちゃん、おむつびしょびしょー。お姉ちゃんがキレイキレイしてあげるー」
「...」
横を見ると、アイリちゃんは全く意に介さず相変わらず足の指をなめています。
(そりゃそうだよな...)
アイリちゃんにとっておむつ交換はごく当たり前のこと。おもらししたって許されるばかりか褒められるくらい。
(いいなぁ...)
ぼくは、一心に指をなめているアイリちゃんを横目で見ながら自分と照らしています。
「...ゆうやちゃん」
「あ、えっ?」
「どうしたのかな、アイリちゃんのほうばっかり見て」と言いながら、ももちゃんはおむつカバーの前当てをぼくの両足の間に広げました。
「おむつも開くわね」
「...」
ももちゃんの手がお腹のところで交差した横のおむつを左右に開き、股間から通した縦のおむつにかかりました。
「じゃあ...」
ぼくがコクリとうなずくと、ももちゃんは両手で前にあてたおむつを少しめくり、中をそおっとのぞき込みました。
(なっ?...)
普通ならそのまま全部開くのに、何で中を一旦のぞくのか意外でした。
「あー、やっぱり...」
ももちゃんは小声でつぶやくと、きれいなおむつを1枚、ぼくのお〇ん〇んにかぶせてからゆっくり前当てを開きました。そして、『ダメじゃない』っていう顔。
(そっかぁ...)
そうでした。おしっこだけならまだしも、白いベタベタ状態を隣のユカリちゃんに見せるのは教育上よくないですよね。
ぼくも『ごめん...』っていう顔。
ももちゃんは『しょうがないわねぇ』っていう感じで、
「ちょっとお尻上げて」と言いながら、ぐっしょり濡れたおむつを手際よく手前に引き出しました。
「ももちゃんも手慣れたものね」と、お母さんが横で感心です。
「あ、看護実習で散々やりましたから」
「やっぱり先生でも実習があるのね」
「ええ、着任すると初めは病院内の業務は一通りこなすことになっています」
「たいへんねぇ。だけど、それでこそスタッフみんなに頼られるようになるのね」
「頼られるなんてそんな、とりあえず受け入れらたっていうレベルです」
ももちゃんとお母さんは、ぼくのお〇ん〇んの上だけにおむつをかぶせた姿を前に二人で話しを...。
「...あのぅ...」と、ぼく。
「あっ、ごめんなさいほったらかしにして...恥ずかしいわよねぇ、こんな格好で...」
「さあ、ももちゃん、ゆうやちゃんの続けましょう。ユカリちゃんのほうはどうかな」
お母さんは、隣で一生懸命アイリちゃんのおむつ交換をしているユカリちゃんにも気を配ります。
「じゃぁお母さん、申し訳ありませんが、ゆうやちゃんの足、私持ち上げますから新しいおむつをお尻の下に...」と、ももちゃんは言うと、ぼくの両足を抱えました。
「はーい、アイちゃん、アンヨ高い高ーい」
横を見ると、ちょうどママさんがアイリちゃんの両足を持ち上げて、ユカリちゃんが横からお尻の下に新しいおむつを敷き込んでいるところ。
すると、
「はーい、ゆうやちゃん、アンヨ高い高ーい」
(うっ...)
ももちゃんがぼくの両足を持ち上げたんです。
(...)
「お母さんっ」
ももちゃんの掛け声に合わせて、お母さんが横からぼくのお尻の下に新しいおむつを敷き込んで、
「はい、いいわよ下ろして」と、声を掛け合います。
「はい...」
ももちゃんはぼくの足を下ろして、M字に開き直しました。そして、
「ほーら、どう? 新しいおむつ、アイリちゃんとおんなじね」
「...」
横を見ると、アイリちゃんが新しいおむつの上で足を上げてニコニコしています。
ぼくは、まるで自分の姿を鏡で見ているよう。
(...)
「あらあら、ゆうやちゃん、指なんかしゃぶっちゃってどうしたのかな。本当の赤ちゃんになっちゃったみたいね」
「...」
ぼくは、知らず知らずの内に赤ちゃんの世界に入り込んでいました。
「どう? 新しいおむつ。ふかふかでしょう」
ぼくは股間を大きく開いたまま、広げたおむつの上でまったり。
「あー、よだれが垂れてるー」
「ももちゃんこれ」
お母さんは、ガーゼをももちゃんに渡すと、
「ほんと赤ちゃんね。後で、よだれかけしようね」と、にこっとしました。そして、
「ここ、きれいきれいしましょう」と言いながら、ぼくのお〇ん〇んをかぶせたおむつでそれとなく隠しながら、濡れタオルで拭き始めました。
「ぅっ...」
例によって強い刺激が走りますが、お母さんも隣のユカリちゃんに配慮して、ほどほどで切り上げます。
(...)
ぼくは足を開いたまま、中途半端な状態で終わってしまったキレイキレイに若干の不満もありましたが、それを察したお母さんとももちゃんの両方に『今はダメなの!』っていう目で見られたので、しぼんでしまいました。
(あーあ...)
「さ、きれいになったわ。そしたらこれね」
お母さんは、ももちゃんにベビーパウダーの缶を渡すと、
「パタパタしてあげて」と、にっこり。
「はい」
ももちゃんは、ぼくのおへその下から股間にかけて、パウダーをパタパタしながら、
「ゆうやちゃん気持ちいいでしょう」と言いました。
ぼくは、そのなんとも言えない甘い香りにとろけていきそうです。すると、
「ユカもしてあげるー。かしてっ!」
と横からユカリちゃんが手を伸ばしてベビーパウダーのパフを取り上げ、アイリちゃんのお尻にパタパタしました。そして、
「アイちゃん気持ちいいでしょう」と、ももちゃんの真似です。
お母さんは、そんな様子をしばらく優しく見守ってから、
「さあ、おむつしちゃおうね。冷えるといけないから」と、その場を仕切ります。
「はいっ」、「はーい!」
ももちゃんとユカリちゃんはそろって返事をすると、ぼくとアイリちゃんの股間にそれぞれおむつをあて、横に広げたおむつを左右からおへそのところで合わせてから縦のおむつを折り返しました。
「さあ、次はおむつカバーね」
ももちゃんは、両手でカバーの前当てを股間から通しておむつの上にかぶせ、横羽根のマジックテープを左右から止めました。
「ユカリちゃん、アイリちゃんのおむつのはみ出したところも直してあげて」
お母さんは二人の作業を細かく指導します。


「さぁできた。どう、ゆうやちゃん。気持ちよくなったでしょう」と、ももちゃん。すると、
「アイちゃん、どう?気持ちよくなったでしょう」と、ユカリちゃんがももちゃんのまねをします。
「ユカリちゃん、よくできたわね」
お母さんは目を細めてユカリちゃんに言いました。
「うん!」
ユカリちゃんもうれしそう。
「じゃぁ、アイリちゃんを抱っこしてあげて」
「うん」
ユカリちゃんはお母さんに言われて、アイリちゃんを起こして抱き上げました。
「ここに、座らせてあげましょう」
お母さんは、いたずらっぽくユカリちゃんに言って手でポンポンとたたきました。
(えっ?)
「ここ?」
ユカリちゃんは一瞬ためらいましたが、すぐに笑顔になってお母さんの言う通りにアイリちゃんを座らせました。
(うっ)
お母さんがポンポンとたたいたのは、実はぼくの腰の上だったんですね。
アイリちゃんはまるで馬にでも乗るように仰向けになったままのぼくの上に座り、更にニコニコになりました。そして、ぼくと目が合って、
「ばヴぅ...」
と、ご機嫌で上下に体を揺らします。
「うわっ...」
アイリちゃんが、うれしそうにぼくの腰の上で上体を揺らす度に、おむつの中のぼくのお〇ん〇んに心地いい波動を伝えます。
「あっ、アイリちゃん...」
アイリちゃんは全く意に介さず、ぼくの顔を見ながら元気にからだを揺すり続けます。
「うっ...」
アイリちゃんはぼくが話しかけたので、余計にニコニコになって、益々楽しそうに腰を揺らし始めました。
「あっ、あ、...お母さん」
ぼくは横を向いて助けを求めました。
「ん? あ、どうしたのかな」
お母さんやももちゃんは、アイリちゃんが倒れないように手を貸しながら、ぼくの腰の辺りをちらっと見ました。
「アイリちゃんがぁ...」
「楽しそうねぇ。ゆうやちゃんがよっぽど好きみたいね」
「それはいいんだけどぉ...」
「じゃぁ?」
「あら、やっぱりちょっと刺激が強かったかな。おむつの上からでも...。じゃぁアイリちゃん、お兄ちゃんがまたおもらししちゃうといけないから下りましょうね」
アイリちゃんは少し抵抗しましたが、ママさんがガラガラを取り出して気を引いたので、なんとか抱き上げられお母さんの膝に収まりました。
(ふー...)
「だけど、ゆうやちゃん、本当はそのままのほうがよかったりして」ももちゃんが、いたずらっぽく言いました。
「それはぁ...」
ぼくは息を整えながら上体を起こします。
「すみません、アイリが...」
「あ、ママさん、いいんです。アイリちゃんが喜んでくれれば」
「悦んだのはどっちかな?」と、ももちゃんがまた。
「だからぁ」
「まあまあ、乗せたのは私だから...。さぁ、お茶にしましょう。みんなでひと休みね」
「あ、お母さん、私入れてきます」と、ママさんはさっと立ち上りました。
「お願いね」
「あ、私も」
ももちゃんも、立ち上がります。
「ももこさんは、こちらでお待ちになって」と、ママさん。
「私もお手伝いさせて下さい」
「ももちゃん悪いわねぇ。じゃぁ二人でお願いね」
「はい」


ママさんとももちゃんが廊下に出て行くと、。
「あっ...」と小さな声、縁側の板の間にいたユカリちゃんでした。
「どうしたの?」と、お母さん。
「おしっこ...」
「えっ、あらたいへん。ゆうやちゃん、アイリちゃんをっ!」
「はいっ!」
お母さんは、アイリちゃんをぼくに押し付けるように抱かせると、
「さあ行きましょう。おトイレまでちょっと我慢してね」
と言ってユカリちゃんの手を取って立ち上がりました。
その時、
「あーー...」
ユカリちゃんの悲壮な声。
「あっ、あらあら...」
ユカリちゃんの足をつたっておしっこが。みりみる足元に広がる水たまり。
「あらどうしましょう」
ユカリちゃんは間に合わずにおもらししちゃったんです。
「ぅえーん」
「あ、いいのよ。最近はうまくできてたのに、きょうはちょっと失敗しちゃったのよね」
「...」
ユカリちゃんは立ち尽くしたまま、両手を目にあてています。
「どうしたのっ?」
声を聞きつけたママさんが戻ってきました。
「あらあら、ユカリちゃんこんな所で」
「いいのいいの。おばあちゃんが全部してあげるからね」
「お母さんそんな、私がやりますから」
「いいからいいから、ユカリちゃんは私が。アツコさんそれより、濡れタオルと雑巾持ってきてくれる」
「すみませんお母さん」
お母さんは、立ち上ると、
「ちょっと待っててね。今きれいにしてあげるから」
「ぅん...」
ユカリちゃんは、コクリとうなずきます。
(そっかぁ、まだたまに失敗しちゃうんだ...)
ぼくがアイリちゃんを抱いたまま何もできずに見ていると、お母さんはタンスからおむつを2枚取り出して、
「さあ、脱ごうね」
「...」
お母さんはユカリちゃんがうなずくのを確認してからスカートの前を大きくめくって持たせました。
(いちごパンツだ...)
さっき、ユカリちゃんが得意げに見せてくれた白いパンツの股間の所が濡れています。小さないちごのプリントが点々とついたかわいいパンツです。
幼稚園児とは言え、自分のスカートの前をめくって濡れたパンツを見せることは恥ずかしいんでしょうね。顔を赤らめて下を向いたままです。
お母さんは、ユカリちゃんのいちごパンツを足首のところまですっと下ろし、
「はい、片足上げて...」
ユカリちゃんは言われた通り交互に足を上げてパンツを脱ぎました。
「はい、じゃあキレイキレイしようね」
お母さんは、手にしたおむつで立ったままのユカリちゃんの股間から太もも、そして足の先まできれいに拭いていきます。
(...)
「ほーら、だいぶキレイになったわ」
そこへママさんが濡れタオルと雑巾を持って戻ってきました。
「お母さんこれ、すみません」
お母さんはママさんから濡れタオルを受け取り、もう一度、ユカリちゃんの股間から足の先まできれいにしていきます。
「ユカリちゃん、もう大丈夫。すっかりキレイになったわ。気持ちよくなった?」
ユカリちゃんはうなずきました。
ママさんは濡れた板の間の床を雑巾で拭き取って、
「ほんとすみません」
「いいのよぉ。誰だってうまくいかないことはあるんだから。ねぇ...」
「...」
お母さんは、「あなたもさっきおむつにおもらししちゃったんでしょう」っていう顔でママさんを見ました。
「そ、そうですよね」
お母さんは、軽くうなずいてから、
「...さあ、ユカリちゃんの」と言って、タンスからもうひとつ何か取り出しました。
(...)
「とりあえず、これ、はいておこうね」
(あっ、トレーニングパンツだ)
ぼくはそれが何かすぐわかりました。
ふっくらした薄いピンク色の生地で、前にアヒルさんの大きなプリントがついています。多少のおもらしは吸収してくれそうです。
ユカリちゃんもすぐわかったらしく、少し抵抗するような顔をしましたが、お母さんに、
「これは『パンツ』だから、ねっ」と勧められて渋々とはきました。
そして、ユカリちゃんはぼくのほうを見て、
「これパンツ。おむつじゃないもん」
ユカリちゃんはそこの所を強調したかったんですね。
「うん、お兄ちゃんはまだおむつだけど、ユカリちゃんはパンツだものね。お姉ちゃんだわ」
お母さんは、ぼくに向かってそっと目くばせしました。
なんとか幼い子の自尊心を傷つけないように気配りしてるんですね。
ユカリちゃんも、トレーニングパンツが気になるのか、しきりに前やお尻を触っています。
お母さんは、
「大丈夫よ。普通のパンツといっしょだし、外からはわからないからね」
「うん」
ユカリちゃんも気を取り直した様子です。
(ふーっ...)ぼくも思わずため息。
「お母さん、すみませんでした。私、これ始末してきますから」
と言い残してママさんが部屋から出て行くと、入れ替わりにももちゃんが入ってきました。
「お茶、持ってきました」
「あ、ももちゃんありがとう。ここにね」
お母さんは、テーブルの端にお盆を置くように手で示して、
「あ、そこに座っちゃって。いま、アツコさんも戻ってくると思うわ。ゆうやちゃんも」
「あ、はい」
ももちゃんとぼくはテーブルにつきました。
「ユカリちゃんも、ほら」
「うん」
お母さんはポットのお茶を湯のみに順につぎ、一人一人の前に並べてからお菓子の入った陶皿をテーブルの中ほどに置きました。
そこに、ママさんも戻って着席。
「さあ、休憩ね。どうぞ」
「あ、すいません。いただきます」
「ども、いただきます」と、ももちゃんとぼく。
「何もなくって...。よかったらこれも」
お母さんがお茶受けを勧めると、
「ユカ、これっ」
真っ先にユカリちゃんが手を伸ばします。
「あらユカリちゃん、ママが取ってあげるのに」
「だってぇ」
「いいじゃない、自分で好きなものを取りたいんだから」
「ええ...」
ユカリちゃんは、お母さんの許しが出たのに乗じて、一瞬止めた手をのばしてチョコレートクッキーをつまみます。
「さあ、皆さんも」と、お母さん。
「じゃぁ、いただきます」と、ぼくも同じクッキーに手を伸ばしかけた瞬間、
 ♪ピュルルル...(えっ)
「あら?」


みんなの視線が音の鳴るほうを目で追います。
それは、たんすの横にたたんで置かれていたぼくのジャージから。
「ちょっとすいません...」
ぼくは、慌ててジャージのポケットに手を突っ込んでケータイを取り出します。
(うっ、課長...)
会社からの電話でした。
反射的にケータイを開いて、
「あ、もしもし...」
「おい、鈴木君。昨日の夜の電話じゃぁ、今日の昼までに戻ってくるんじゃなかったのか?」
「あっ、すみません課長、ちょっと」
ぼくは、瞬時に立ち上がると慌てて廊下に出ました。
「クルマのGPSの位置情報がよ、牧之原から動いてないぞ」
「...」
「どーせ、またサービスエリアで寝てたんだろう」
「あ、ええ...」
ぼくは答えに困りましたが、課長は、
「もう、お前なぁ。次のルート、今夜から入れてあるんだから、はよ帰って来いよっ」
と一方的に言って電話を切りました。
(あーあ...)
ぼくはケータイを閉じて、部屋に戻りました。
「会社から?」と、お母さん。
「ええ...」
「そうだったのよね。元々ちょっと寄ってもらったのを引き止めちゃったんだから。ごめんなさいね」
「そ、そんなこと。こっちこそ甘えちゃって」
「だけど、お仕事でしょう。ゆうやちゃん本来の『トラックの運転手さん』に戻らなきゃ」
「ええ...」
柱時計を見ると10時半。
ぼくは、正直この状況から抜け出すのが残念でなりません。
それに、ぼくがトラックに戻るにはももちゃんも一緒に出なきゃいけないってこと。でも、
「そうね、私もそろそろ戻らないと...」と、ももちゃん。
「そうよね、お二人共ちゃんとしたお仕事があるんだから」
「でも...」と、ぼくはまだ引きずっています。
「残念だけど仕方ないですね。せっかくこうやってお知り合いになれたのに。ユカリやアイリにもよくしてもらって」と、ママさんも寂しそう。
「えーー。行っちゃうの?お兄ちゃんとお姉ちゃんと遊ぼうと思ったのにぃ」
ユカリちゃんも事情がわかったようです。
「そう、お仕事があるから行かないと」
「やだっ。ユカ、遊ぶんだから」
「あらあら、そんなこと言わないの。ユカリちゃんだって幼稚園の時間が終わったらお家に帰るでしょう」と、お母さんがなだめます。
「だってぇ...」
「ありがとうね。お姉ちゃんユカリちゃんにそう言ってもらってとってもうれしいわ。もう少しここにいたかったんだけど、お姉ちゃんの病院でもユカリちゃんくらいの子がたくさんいてね、お世話しないといけないの。みんなね、病気で苦しいのに元気出して頑張ってる子たちだから。ユカリちゃんもアイリちゃんのお世話じょうずに出来るでしょう。お姉ちゃんだもんね」
「うん...」
さすがももちゃんです。優しく言ってるのに説得力があって、ぼくよりよっぽど大人の対応。
「ユカリちゃん、おりこうさんね。きっとまた来てくれるから。ねぇ」
お母さんはぼくたちのほうを見てにっこり。
「うん、そう、また来るから。ユカリちゃんありがとうね」と、ぼくも合わせます。
というか、本心でもあったんです。
こんなにやさしい『お母さん』と、その家族。
実家から離れたぼくにとっては、とても居心地のいいところだし、赤ちゃんになって甘えられるところなんてあまりないですからね。
「さ、じゃぁ、支度しないとね...って、まずその格好をね」
ぼくとももちゃんはお互いを見て、
「ですよね...着替えなきゃ」
お母さんは、
「ももちゃんは、奥の部屋使って。化粧台もあるから」
「はい、ありがとうございます」
「ゆうやちゃんはここでいいわよね」
「えっ、ここで?(...みんなの前で?)」
「そう、いいでしょう?」
ぼくは少しためらいましたが、他に部屋もないし、仕方なく従いました。
「じゃぁ、私はお洗濯物を...」
お母さんは立ち上がると、縁側から中庭に出て行きました。
「ねえ、お兄ちゃんは『トラックの運転手さん』なの?」
ユカリちゃんが後ろから話しかけます。
ぼくは振り向いて、
「そうだよ。話さなかったっけ。大きいトラックなんだ」
「ふーん。お兄ちゃんってすごい力持ちなんだ」
「あはー、いや、お兄ちゃんが押すわけじゃないからね。力なんてぜんぜんいらないんだよ。ハンドルだって軽いし」
隣でママさんがクスクス笑っています。
「そう、ユカ、見たことないから」
「そっかー。じゃぁ、今度運転席見せてあげるね」
「うわーい!」
「ユカリちゃんよかったわね」と、ママさん。
「うん。じゃぁ後で」
「あ、うん、きょうはだめなんだ」
「なんで?」
ユカリちゃんは上目使いにぼくの顔を見ました。
「きょうはね、トラックはサービスエリアに停めてきたから、ここには無いんだ」
「...」
ユカリちゃんはちょっと残念そう。 
「じゃぁこちらまではどうやって来られたんですか」と、ママさん。
そう、二人は昨日の経緯を知らなかったんですね。
「実は、ももちゃんのクルマでここまで来たんです。きのうの夕方ドライブに来て、道に迷ってここに。そしてお母さんに道を尋ねて、ちょっと休憩ってことになって...泊めてもらって...」
ぼくはあらためて昨日からのことを話しました。
「そうだったんですかぁ...。なんだかすごい偶然の出会いだったんですね。私たちも、たまたま主屋から参りましたし。まさか...」
「赤ちゃんのお兄ちゃんと会えるなんて?」
「ユカリちゃん、それは勘弁してよぉ」
「あははー...」
三人で話していると、お母さんが大きな籠を抱えて戻ってきました。
「よいしょ...。ごめんなさい。これまだ完全に乾いてないけど」
「あ、すいません」
「お家に着いたらすぐに干してね」
「はい、ありがとうございます」
「さあ、着替えちゃって...、それとも着替えさせてあげようか」
「え、あ、いいです。一人でできますから」
「そう...」
ぼくは、よだれかけを取り、ロンパースのホックを外して脱ぎました。
「うわーい!おむつのお兄ちゃんだぁ」
ユカリちゃんはぼくのお尻を指差します。
そう、ぼくは完全におむつ姿に。
「まん丸のおしりー」
「...」
「ユカリちゃん、あんまり言わないのっ」
あらためてユカリちゃんから言われて下を見ると、ぼくは動きが止まりました。
(そっかぁ...)
そう、あてていたのは、お母さんから借りたおむつカバーと布おむつ。
(どうしよう...)
ぼくがちょっと困っているとお母さんが、
「それ、ゆうやちゃんにあげる。似合ってるし、ここには展示しきれないくらいたくさんあるから...、ねぇ、アツコさん」
「えぇ...」
「それに、なんだったら、この引き出しのも何組か持っていって」
「えっ、いいんですか」
「ええ。ももちゃんにも何組かあげようかなぁ...」
お母さんは、タンスからひと抱えの布おむつを取り出しました。
ユカリちゃんはそれをじっと見ています。
「それに、こっちも」
「えっ?」
お母さんは何のためらいもなく大きなおむつカバーを何枚か出しました。ユカリちゃんが見てるのに。
(...)
布おむつはアイリちゃんが使うので引き出しに入っていても何の不思議もないでしょうが、大人用サイズの、しかも赤ちゃんのとそっくり似せて作られたおむつカバーが引き出しから何枚も出てくるのを見たら...。
ぼくは、ちょっとハラハラしながらユカリちゃんの顔を見ました。
でも、意外にも動じません。
それどころか、
「それもあげちゃうの? パパとママのでしょう」と、あっさりと。
「えっ?」
今度はお母さんが声を出しました。
「ユ、ユカリちゃん、これはね、博物館の展示用なの。病院とかからたくさんいただいて...。ほ、ほら、倉庫にしまっておくとカビが生えちゃうから、ここにしまってたまにお洗濯もしてるのよ」
「うん、知ってる。たまに干してあるの見た」
「そ、そうでしょう...」
お母さんは、ふうっと息をはきました。
でも、次の一撃が。
「ユカね。ママがおむつ替えてもらってるとこ見たよ。おばあちゃんに」
「えっ!」
今度はママさんが声を出します。
「アイリちゃんみたいに、あんよ広げて。こっちのおむつカバー。おばあちゃんがあんよ高い高いして替えてた」
「ユ、ユカリちゃん...」
「パパも、おうちで。ママがお買い物に行ったとき、2階の部屋でおむつしてた。赤ちゃんみたいに、アンアン言って。ユカね、見たよ」
「...」
みんな声が出ません。だけど、パパさんまでおむつで遊んでるところを見られてたんですね。
「ねっ。パパとママのっ。このおむつカバー」
「...」
お母さんはもうだめだわっていう顔。ママさんは下を向いちゃうし。
でも、ユカリちゃんは笑いながら、
「おむつなんでしょう。アイリちゃんもしてるし、お兄ちゃんもお姉ちゃんもおむつ。みんなおっきくなるとおむつなんだぁ。ユカもおっきくなったらかわいいおむつするっ!」
「そ、そう。大人になったらみんなおむつなのよ」
お母さんも、そう言うしかありませんでした。
なんだか、ややこしいことに。
ユカリちゃんは、大人はおむつをするのが当たり前だと思ったようです。
そうでしょう。身近な大人みんながおむつなんですから。
「今度、ユカがママのおむつ替えてあげるね」
「えっ? ママは一人でできるから、アイリちゃんのだけでね」
ついに、ママさんも認めざるを得ませんでした。
「だって、おばあちゃんにおむつ替えてもらってる時のママの顔、うれしそうだったよ」
「い、いいから。それより、パパも...」
「うん、可愛いかったよ。お兄ちゃんとおんなじみたいだった。おむつしてハイハイしたり、自分で替えたり」
「あらあら、タケシも困ったものね。だから私が言った通りでしょう。子供ってよく見てるものよ」
「うん!」
ユカリちゃんは自分が誉められたと勘違いしてるようです。益々得意になって、
「ママはいつもお掃除が終わると2階で休憩しておむつ替えたり、おむつのお尻でハイハイしてたり」
「えっ、そんなこと...」
「もうだめよ、しっかり見られてるんだから」
お母さんは、呆れ顔。更に、
「パパだって、『ママぁ』って言って、おむつ広げてたしぃ、出張のカバンにおむつ入れてた」
「あ、はいはい。そのお話しは後でたくさん聞かせてね」
「うん!」
とりあえず、お母さんは暴露大会を終わらせました。
しかし、子供は正直ですねぇ。
「でね、たくさんあるからお兄ちゃんにあげましょうね」
お母さんが話しを元に戻しすと、
「はーい!ユカ、選んであげるっ」
「ありがとうね。じゃぁお願い」
ユカリちゃんは、おむつカバーの束から3枚抜いて、
「お兄ちゃんにはこれ」
「ど、どうも」
そして、もう3枚抜いて、
「こっちはお姉ちゃんに」と言って、それぞれを紙袋に入れてくれました。
「はい、これ」
「あ、ありがとうユカリちゃん」
「でも、なんだか悪いような...」とぼくが言うと、お母さんは、
「そんなことないわ、新品じゃないし。こっちこそ整理するみたいで、ごめんなさいね」
「そんなぁ、すごくうれしいです。かわいいのばかりだし、こんなのめったに手に入らないし」
「喜んでもらえたらうれしいわ」
そこに、奥からももちゃんが戻ってきました。ぼくは、
「ねえ、これ、お母さんからもらったよ。ももちゃんの分もあるし」と声をかけながら中を見せると、
「えっ、いいんですか」
「ええ、荷物になるけどよかったらどうぞ」
「ありがとうございます。こんなかわいいのがいっぱい、うれしいです」
「よかったわ、ももちゃんにも喜んでもらえて」
「ゆうやちゃんもよかったね。どんなのもらったの」
「うん、これ」
「うわー、かわいい」
ももちゃんはニコニコでしたが、ぼくのほうをまじまじと見て、
「だけどぉ...、ゆうやちゃん、その格好もうそろそろなんとかしたら」
(うっ...)
ももちゃんに言われておむつ姿の我に返ったぼくは、ジャージをはきTシャツをかぶりました。
「もー、世話がやけるんだから...」
ももちゃんは、腕を組んでお母さんのような顔。
「ごめん...」


ももちゃんとぼくは帰り支度を終えました。
「じゃぁ」と、ぼく。
「ほんとうにお世話になりました」
ももちゃんはあくまでしっかりしています。
「なんにもお構いできませんで」
お母さんが頭を下げます。
「あ、お母さんそんなぁ...。私たちとっても楽しかったです。それに、こんなにかわいいおみやげまでいただいて。ほら、ゆうやちゃんからもちゃんとお礼を言って」
ももちゃんはまるで弟にでも言うよう。
「ども、ありがとうございました」
ぼくもペコリと頭を下げます。
「もー...子供みたいなんだからぁ...」
「あらいいのよぉ、そんなかしこまらなくて」
ももちゃんは、お母さんの横に立っている二人にも気を配って、
「ユカリちゃんもママさんも、ありがとうございました」
「こちらこそユカリやアイリがお世話になって。また来てくださいね」
「はいっ!」
「あら、いい返事だこと。ほんとにまた来て下さいね」
お母さんもにっこり。
「じゃぁ...」
「はい、気をつけて...」
ぼくとももちゃんは名残惜しい管理人室を出ました。
みんなもついて出てきます。


管理人室の玄関から一旦展示場の通路を抜けて中庭へ。
休館日の施設内は、当然がらんとして誰もいません。思わずぼくがポロッと、
「貸切りみたいだなぁ」
「そりゃそうよ、お休みだもの」と、ももちゃん。
「だよね...」
すると、お母さんが、
「正直、休まるわ。開館日はお客様が少ないといっても、展示の説明とか雑用が結構あって忙しいから」
昭和の雰囲気に浸れる中庭をのんびり歩いて通用門へ。
お母さんが内側の鍵を開けて、
「じゃぁここから。敷居が高いから足元気をつけてね」。
「はい、それじゃあ」
「あ、私たちも。お送りしたいから」
「そうですか、すみません...」
ももちゃんは一礼してから博物館の外へ。ぼくも続いて出ました。
そして、みんなも外へ。


正面の駐車場には、ももちゃんの赤いレク〇スが一台だけぽつんと停っていました。
それを見つけたママさんが、
「もしかして、あのおくるま?」
「うん、ももちゃんのだよ。かっこいいでしょう」
「レク〇スっていうんですよね。素晴らしいわ」と、ママさんは興味がありそう。
「そう、よく知ってますね。それに、これ、屋根が開くんですよ」
ぼくは、「いい?」っていう視線をももちゃんに送って、コクリとうなずいたのを確認すると、運転席側に回ってドアを開け乗り込みました。
みんなの視線がぼくに集まります。
そして、ブレーキを踏んでスタートボタンをチョンと押すと、レク〇スのエンジンは、低い咆哮音を発してスムーズに目覚めました。
(いい音だなぁ...)
ぼくは、運転席の窓を開けて顔を出し、
「じゃぁ屋根開けてみるから」と言ってスイッチを操作します。
軽い作動音と共にトランクが開き、コクっとロックが外れて屋根が浮きました。
「うわー!」
ユカリちゃんは大喜び。ピョンピョン跳ねています。
ぼくも一旦レク〇スから降りて、その作動を外からながめました。
(何回見てもすごいなぁこれ)
フルオープンになったまわりにみんなが集まります。
「すごいですね」と、ママさん。
「乗るぅ-!」ユカリちゃんは運転席をのぞき込みます。
「あ、ユカリちゃん、だめよ」
ママさんが制すると、
「なんでー、ユカ乗りたいっ」
「ごめんね、また今度来るから、その時にゆっくりね」ももちゃんも困った顔です。
「ユカリちゃん、きょうはお姉ちゃんたちは帰らないといけないのよ。アイリちゃんも見てるでしょう、ユカリちゃんはおりこうなお姉ちゃんだものね」
「...うん」
ユカリちゃんはお母さんに言われてやっと押さえました。

「じゃぁ...」
ぼくがうなずくと、ももちゃんは助手席に乗り込みます。
「また来ますから...」とももちゃん。
「きっとね、お約束よ」と、お母さんも寂しそう。
「いろいろとありがとうございました」
ママさんもアイリちゃんを抱いたまま頭を下げました。
「...」
ユカリちゃんは下を向いたまま。

ぼくはPからDレンジにシフトしてブレーキを少し緩めました。
わずかに動き出すレク〇ス。
「バイバイ」
ユカリちゃんは、吹っ切れたように顔を上げて、更に大きな声で、
「バイバーイ!またね-」
「うん、ありがとう、またね!」
「みなさんありがとうございました」ももちゃんも少しうるうるしてます。
「じゃぁ...」
ぼくはハンドルを大きく切りながら更にブレーキを緩め、アクセルに足を乗せます。
スルスルと走り出すレク〇ス。
「またねー!」
バックミラーには、ユカリちゃんが駆け出しそうになるのをママさんが抑えるのが見えます。

ぼくたちは、後ろ髪を引かれる思いで駐車場を後にしました。


~~~『ぼくはトラック運転手さんでちゅ(第60話)』に続く


このストーリーはフィクションです。

コメント

Secret

ももちゃん、コメントありがとう

確かにお別れの雰囲気...になってきましたね。
ってストーリーの中では。

このまま、昭和懐古庵で引っ張るとだらだらになりそうだし、
ここらへんで、次の話題でもって思っています。

そろそろ

なんだかそろそろ、ゆうやちゃんともお別れの雰囲気・・・。
さみしいなぁ~。
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