スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ぼくはトラック運転手さんでちゅ(第60話)

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
『ぼくはトラック運転手さんでちゅ』
「第60話.懐古庵で(その9);お別れ」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


 もう昼近いというのに、曲がりくねった林道は高い木々に光を遮られて薄暗く、ナビがなければ方角さえも見失うほど。既に博物館は林の奥に消えて、もはや夢の中の出来事だったようにも思えます...。


「しかしなぁ...あんなことになるなんて」
ぼくは木々の中を抜ける風を感じながら思い出したようにつぶやきます。
「そうよねぇ。あそこで...」
ももちゃんも冷静に分析しつつも、めくるめく出来事の整理がついていないようです。
「しかも、ユカリちゃん達の家だったとはねぇ。ぼくなんか何回替えてもらったかわからないし、みんな『おむつ』だったし」
「だけど...、『みんな』おむつ...だったのよね」
ももちゃんも同じことを考えているのかもしれません。ぼくは、あえてそのことを口にしました。
「もしかしたら、お母さんも...」
「うん、私もそのことを考えていたの」
「やっぱり...」
「たぶん...間違いないと思うの...」
ももちゃんとぼくは、お互いの顔を見合わせて確かめ合いました。
「だよねぇ。ぼくのおむつ替えてくれた時もうまかったし」
「それは、何人も子育てしきたんだし、ママさんのおむつも替えてあげてるんだからわかるけど...、夕べの話しの中でも、あのたくさんの大人用のおむつカバーは、『ほとんどがいただいたものばかり』って言ってたじゃない。『ほとんど』っていうことは、今考えれば、残りはお母さんが集めてたと思うの。それに、おむつカバーを扱う仕草がなんていうか、愛おしいっていうか感じてるっていうか...」
「えっ、そんなところまで見てたの?」
「うん、なんとなくね」
「ふーん。ぼくは、おむつ替えてもらうのが嬉しくて、そんな余裕なかったなぁ」
「あはっ、ゆうやちゃんはだいぶ気持ち入ってたもんね。ばぶばふって赤ちゃんに成り切ってたし」
「そ、そんなに...」
「そうよぉ、アイリちゃんよりも赤ちゃんみたいだった」
「あちゃー...」
ぼくは、なんとも面目なく...。ももちゃんもクスクス笑いながら、
「それにね、お母さんの...。着物だったからわかりにくかったけど、あのお尻のラインはやっぱり...『おむつ』だと思ったわ。それに...、一度でも、お手洗いに行ったの見た?」
「そっかぁ...」
「でしょう...」
ぼくは、ももちゃんの観察力に感心しながらあの部屋の様子を思い返しました。
「そうだよなぁ、たんすの中の量も半端じゃなかったし」
「うん...。いくらアイリちゃんやママさんが使うって言ったって、週に1回来るだけでしょう。 布おむつとカバーがいくつも組み合わせてあって、すぐに使えるようになってたじゃない。それに、あの柄のほとんどはママさんの好みとは違うような気がするの...」
「だね。ママさんが選んでいたのは、もっと可愛らしい柄だったよ、うさぎさんとかアヒルさんとか。雪の花や絞りの模様とかは誰も...」
「でしょう、あれはお母さんの好みだわ。きっといつも使って...」
ぼくは、静かな畳の部屋で、お母さんが着物の裾をめくって自分のおむつをなでている場面を想像しました。
「ゆうやちゃん?」
「えっ?」
「何やってるの。そんなとこ触って」
「うっ」
ぼくは、知らず知らずのうちに、左手で自分のおむつカバーの股間のあたりを触ってたんですね。
「えっ、あ...」
「もー...、だめよ運転中なんだからぁ。それとも、おむつ濡れちゃったのかな」
「あ、いや、出てない...」
「じゃぁいいけど。おむつ濡れたらちゃんと言ってね。すぐに替えてあげるから」
「うん...」
(よく見てるなぁ...)
ぼくは、妄想を絶ち切って運転に専念しようと前を見据えました。でも、まだモヤモヤしたものが残っています...。それは何か、そもそも...。


古い林道に覆い被さる木々は、まるで隔世のように時を止めているようにも見えます。ぼくは、そもそも...の疑問を切り出してみました。
「だけどさあ、懐古庵って...、本当にあったんだよね...」
すると、ももちゃんもあいづちを打つように、
「そうねぇ...、なんだか夢でも見てたみたい」
「でしょう」
暗い林の中に迷い込んで、ふと現れた理想郷なんて余りにも...。
「あの奥は、古いお寺さんだったんでしょう」と、ももちゃん。
「うん、この林を抜けたら10年が経っていた...なんてことにならないといいけど...」
ぼくは自分で言い出しておいて、なんだか背筋が冷たくなってきました。
「まさかぁ...『神隠し』じゃあるまいし」と、ももちゃんは笑っています。
「だよね...」
と言いながらも、ぼくはまだ少しびびっています。そんなぼくを見ながら、ももちゃんは、
「だって、ここにお母さんからいただいた可愛いおみやげもあるんだし」
「そ、そうだよね。だけど中は大丈夫? 消えたり化けたりしてないよね」
ももちゃんは、「ゆうやちゃんも臆病なんだから」っていう顔をしながらも、まさかそんなことないと自分を言い聞かせるように『おみやげ』を確認し始めます。
「イヤァー!...枯れ葉に...おみやげがぁ...」
「えーー...」
ぼくは腰が抜けそうになりました。
「まさかそんなこと。じゃぁ、あれは幽霊...?」
「なーんてね」
「ん?」
「う、そ。大丈夫よ。ほら、枯れ葉じゃないわ」
ももちゃんは、おみやげにもらった布おむつとカバーをぼくに見せました。
「...もー、びっくりした。ももちゃんおどかさないでよぉ」
「あはっ、ごめんね。ゆうやちゃんがあんまりビクビクしてたからつい」
「ふー...」
ぼくは安堵感で気が抜けました。でもその瞬間、
(あ、うっ...)出ちゃったんです。ジョワーっと。
股間のおむつがどんどん濡れて、お尻のほうまで染みていくのがわかります。
「あっ、あぁ...」
ぼくは思わず声を上げてしまいました。
「ゆうやちゃん、どうしたの?」
「あ、いや、なんでもないから」
「そう?...」
ももちゃんは、なんだか懐疑的な目でぼくを見ます。
「う、うん、なんでもないから...」
ぼくは、股間のぐしょぐしょ感を悟られないように、わざとらしく笑顔を作りました。
「そうかなぁ...?」
ももちゃんは、ぼくの顔を斜めに見ながら、急に手を伸ばしてぼくのジャージを下にずらし、おむつカバーの股間のところから指を入れてきました。
「うわぁ...」
「ほーら、おむつ濡れてるじゃない」
「...」
「濡れたらちゃんと言わなきゃだめでしょう」
「だってぇ...」
「今、しちゃったんでしょう。」
ももちゃんは、おむつカバーのホックを1つ外して、更に中に手を入れます。
「あわっ」
「ほら、おとなしくするのよ。お姉ちゃんがおむつしっかりみてあげるから」
「...」
「あーびしょびよじゃない」
「くすぐったいよぉ」
「早く替えたほうがいいわ。でも、あと少しなら大丈夫かな」
「うん...。10分くらいで着くから」
「じゃぁ、そこで替えてあげるね。とりあえずホック止めておくから」
「うん...」
やっぱり、ももちゃんには隠せないですね。
その時、
「あっ、ま、前!」
「うわっ!」
ガードレールが目前に迫ります。とっさにハンドルを切ると、レク〇スのノーズは正確に反応してインに向き、カーブを見事にクリアしました。
「もー、びっくりしたぁ」
「ごめんごめん。ついぼーっとしちゃって...」
でも、どうしてもダメですね。おむつカバーの中に手を入れられると気が散ってしまって。
それに、おみやげのおむつやカバーのことも目に焼きついて。
「あ、まあ、私がおむつ触ったのがいけなかったんだわ。それに『おみやげ』もこんな所で広げたから刺激が強かったわよね」
「いや、今のは完全にぼくのミスだから」
「じゃあ、おあいこね」
ぼくは深呼吸して、レク〇スのハンドルを握り直しました。
「だけど、このクルマやっぱ性能いいなぁ...。実家のボロぐるまだったら間違いなくささってたよ」
「そうかなぁ、ゆうやちゃんだからうまく曲がれたのよ。私にはとても無理」
「...まあ、レク〇スに感謝ってことに...」
「うん」


しばらく行くと、やがて木々がまばらになって明るくなった先に、きのう間違えて入ってきた分岐が見えてきました。
(ここだ...)
少し細くなった柵の横を徐行して通り抜けると、ももちゃんが振り向きながら、
「ねぇ、あの看板。出てたのね案内が。『昭和懐古庵むつき別館』だって」
ぼくもバックミラー越に確認しました。
「ほんとだ。きのうは気が付かなかったけど」
「そうね、古ぼけてて目立たないし、あの時間は薄暗くなってたから」
「そうだね。もっと派手に表示すればいいのに。宣伝になるし、お客さんだってもっと来るんじゃないかな」
「どうかなぁ。もしかしたら...お母さん、そんなにたくさんのお客さんは望んでないのかも...」
「そっかぁ、そうかもね。あそこがディズ〇ーランドみたいになったら雰囲気出ないもんな」
「ひっそりとね。お母さんの大切な昭和を刻んでいければいいんじゃないかしら...」
ももちゃんは、遠くのほうを見るように言いました。
「うん...」
ぼくも同感。
(きっと、あれはお母さんの理想郷なんだ...)
そして、ぼくの3つ目の疑問が。
「でさ...、ぼくきのうから聞こうと思ってたんだけど、『むつき別館』っていう名前の意味ね...」
「『おむつ』よ」
「えっ?」
ももちゃんの即答に驚きました。しかも、
「『むつき』っていうのは、おむつの語源なの。昔は、『しめし』とかとも言ってたらしいわ」だって。
意外なものとの結び付きに二度びっくり。
「へー。だから『おしめ』とも言うんだね。だけど、よく知ってるね」
「社会文化論の参考書に書いてあったわ。大学の単位を取るのに一生懸命だったころにちょっと読んで...」
「ふーん。お医者さんだもんな。やっぱ賢い」
「やだ、もう何年も前のことだし。それに...、ちょっと興味があったのかも」
「あははー。ぼくも、どうでもいいおむつの干し方とか、意外と覚えてるもんなぁ」
ももちゃんもクスクス笑いながら、ちょっと真面目な顔になって、
「『むつき別館』っていうのは、ほら、お母さんが館内の説明してくれた時、『生活感を大切にしてる』って言ってたでしょう。生活感を出すのに、『おむつ』っていうキーワードが全てを物語ってくれるんじゃないかな。子育てして、洗濯して、懸命に生きている証しよね。しかも、おむつが干してあると昭和っていう時代のほんわかとしたセピヤ色の光景に馴染むでしょう。でも、『おむつ別館』じゃストレート過ぎるし、『むつき別館』っていうのは、いいセンスだわ...」
ももちゃんは、また遠くのほうを見ました。
なるほど、とっても説得力がある分析。まるで評論家のようです。
ぼくは、ももちゃんの横顔を感心しながら見てしまいました。すると、
「ほらほらぁ、前をよく見て!」
「はいっ!」
ももちゃんは笑いながら注意してくれます。遠くを見てるふりで実はぼくのことも見ているんですね。
(こっち見てないのかと思った...)
本当はレク〇スをぶつけられるのが心配なのかも...。


国道473号線をゆっくりと南下すると、周囲には広大な茶畑が広がります。「なんだかすごくゆったりした光景ね」
「うん。一面の緑が気持ちいいよね」
「やっぱり茶所日本一かな」
「そう。特に、5月の新茶の時期は、緑が輝いて見事なんだ」
「そっかぁ、ゆうやちゃんは何回も来てたから詳しいのね」
「まあ、去年までのことだから」


しばらく進むと、牧之原ICを過ぎて裏道へ。
牧之原サービスエリアの通用口に着きました。
「こんなところに入り口があるんだ」
ももちゃんはきょろきょろと周りを見ています。
「そう、ここのSAには高速バスの停留所もあって、人だけなら外に出られるんだ」
「へー、初めて知ったわ」
「一般道の横に駐車場もあるんだよ」
「ゆうやちゃんって、ほんとよく知ってるのね」
話しているうちに、バス停へと通じる駐車場に着きました。


「さあ着いた」
ぼくは、レク〇スを駐車場に入れエンジンを止めました。
「お疲れさま」
ももちゃんもにこっと。
「だけど...」とぼく。
「なんだかあっという間の1日だったわ。でも、すっごく濃かったみたい」
「うん、ももちゃんと会ったのが、つい昨日だよ」
「そうそう、パンクしてゆうやちゃんに助けてもらったのよね。そして...」
ぼくはきのうのことを思い返しました。
ぼくのおむつがばれて、レストランで赤ちゃんみたいにおむつ替えてもらったんですね。
そして、そこで、ユカリちゃんとママに見られちゃった。
「恥ずかしかったぁ。おむつ交換してもらってるところを見られて」
「そう、本当は見てほしかったんじゃない」
「そんなぁ...」
「あはっ」
クスクス笑うももちゃん。
「うん、そのあと、夜景見に行こうっていうことになって、懐古庵に行って...」
「そうよね。あんなことになるなんて...。って、ゆうやちゃんおむつ替えなきゃ」
「えっ?」
ぼくはおむつが濡れていることを忘れていました。
「え、じゃないわよ。おむつ濡れした赤ちゃんでしょう。濡れたままだと、かぶれちゃうわよ」
「うん...」
ぼくは返す言葉がありません。
「だけど、この中だと狭いわね」
確かにレク〇スは2人のクルージングカーとしては最高だけど、おむつ交換するにはタイトですからね。
「じゃぁ、ぼくのトラックに行こう」
「そうね、ベビーベッドがある『赤ちゃん専用車』だもんね」
「あ、うん、そう言われるとなんだか恥ずかしいな...」
ももちゃんとぼくは、SAの中を通って停めておいたトラックのところまで歩き出しました。


ぼくのトラックは大型車専用駐車スペースの奥で待っていました。
(お待たせ!)
心の中でいつもの挨拶を交わしてから、ももちゃんに、
「ちょっとここにいて」と、言って運転席ドアの下に待ってもらいます。
ぼくは車体の周囲をゆっくりと一周しながら各部の状態を確認、運転台によじ登ってドアを開けました。
(さーて...)
キーを差し込みIGの位置まで回すと、機器類が起動し始めて色とりどりの警告灯や作動インジケータがインパネに点灯、準備OKです。
ぼくは運転席の窓を開けて、
「ももちゃーん、エンジンかけるから」
「はい、了解っ!」
なんだか、ももちゃんまで助手になったみたいに歯切れのよい返事です。
続いてスターターを起動すると、V型8気筒20,000ccのエンジンはグラッと車体を一瞬揺らした後、図太い咆哮を上げて目覚めました。
(よしっ、快調だ...)
ぼくは、エンジン始動後のメーター類のチェックも済ませ、一旦運転台から降りました。
「はい、準備OKだよ。こっちから...」
ぼくはももちゃんを促してトラックの前を廻って助手席の方へ。
「ゆうやちゃん、なんだかかっこいい! 指差しながら車体を点検してたでしょう、目がね、キリッとしてたよ」
「えっ、あ、そうだった?」
ぼくはおだてられて一瞬まんざらでもない気分。
「いつもの、タヌキさんみたいなトロンとした目よりはねっ」
「あ、ああやっぱり...(なんでそこまで落とすかなぁ...)」
「でも、たいへんなのねトラックって」
「あ、うん。いつも必ずやるんだ、始業点検って。一箇所づつ指差呼称しながらね」
「乗用車なんか、何にもしないで『ポン・スー』って感じだもんね」
「そうだね、大型車は何かあったら周りにたいへんな迷惑かけるから...念入りにやらないと...、いつものことだから習慣みたいに体が動くんだ」
「ふーん...」
ももちゃんは納得した様子です。
ぼくは半歩登って助手席のドアを開け、一旦降りてから、
「さあ、こちらへどうぞ」
「あら、エスコートしてくれるの」
「ううん、落ちてきたら受け止めるのは重そうだし」
「あー言ったなー」
ももちゃんは膨れた真似をしながらも、楽しそうにぼくの指差す順番にステップに足をかけて助手席に登っていきます。
「そうそう、上手いね。そのまま一旦助手席に座って」
「うん」
「じゃあ閉めるから」
「はい」
ぼくはドアを外から閉め、前を廻って運転席のほうへ。
(ほいっ)
身軽にステップを登って運転台に収まりました。


「何回見ても、いい眺めね」
ももちゃんは周囲を見渡してニコニコ。
「でしょう。これだけはぼくの特権だから」
「しかも、この高さなら外からのぞかれることもないから、ゆうやちゃんには都合がいいのよねぇ」
「うっ...」
「でも、『カーテンがあるからあまり関係ないかも』...でしょう?」
「...」
「ここだよねー」
ももちゃんは、後ろを向いてカーテンを開けました。
「ほーら見えた。かわいいベビールーム。おむつの濡れた大きな赤ちゃんは運転席じゃなくて、ここでしょう」
「...」
「さあさあ、ここに横になって」
「うん」
ぼくは言われるままに、運転席から後ろのベッドに移動して横になりました。
「はーい、おりこうさん。お姉ちゃんがおむつ替えてあげるからいい子でね」
「うん」
ももちゃんは、ぼくの横にかがんでジャージを脱がせ始めました。
「楽にして、全部してあげるから...」おむつカバーが露わになります。
「ほーら見えた、お母さんからもらったかわいいおむつカバー」
「...」なされるままに天井を見つめるぼく。
そして、ももちゃんは、
「えーと、替えは...」と言いながら、ベッドの隅の籐のかごに手を伸ばし、重ねてあったおむつセットの中からいくつか選んでいるようです。
でも、そこはぼくの枕の横。微かに布を分ける音が聞こえますが見えません。
代わりに、四つん這いのような姿勢でぼくの顔のほうに傾けたももちゃんの胸がモロに迫ってきます。
(うっ...)
ただでさえ豊満な胸が真下を向いてぼくの顔の上に垂れてくるよう。
(あー、おっ...)
ぼくは吸い込まれるように頭を起こしてその谷間に顔をうずめようと...。
「これがいいのよね。ほら」
(あっ...おっぱいが...)
急に遠ざかる谷間。そして、一組のおむつカバーと布おむつのセットがぼくの視界一杯に広がりました。
「どう?」
「うん...」
ぼくは半分気のない返事。それもいいけど...目の前に迫った...のほうも欲しかったんですね。
「あれ?あんまり嬉しくないのかな?」
「う、うれしいよー。ぼく、それ大好き」
(ふー...)
なんとかごまかしたぼくは、首の力を緩めて頭を枕に下ろしました。
「そう...。じゃあこれにしようね」
ももちゃんも一瞬何か言いたそうな目でぼくを見ましたが、すぐニコニコになって手を動かし始めました。
「はーい、じゃぁおむつ見ようね」と言いながら、おむつカバーのホックを、ぽっ、ぽつっ、ぷちっ...っとゆっくり一つづつ外し、前を開きました。
「ほーら、やっぱりびしょびしょ。お尻のほうまで濡れちゃってぇ...」
「...」
「でもいいの。ゆうやちゃんは赤ちゃんだから...おむつにおもらしさんなのね。ここが...」
(うっ)
濡れたおむつがあっさりとめくられて、ぼくの股間は急に軽くなりました。
「ここが赤ちゃんなのよね」
(あっ)
ももちゃんはぼくのお○ん○んをチョンと触って指差します。
「毛も全部剃っちゃってぇ、お母さんも笑ってたね、赤ちゃんそっくりだって」
「だってぇ...」
「ん? あそっかぁ。そっくりなんじゃなくて、赤ちゃんなんだもんね、ここだけは」
「ほら、まだちょっと垂れてきてるしぃ...おむつがないとだめなのよね」
ももちゃんは、ぼくのおむつをめくったままで、お○ん○んのあたりをじろじろと見ています。
そして、「まぁ、いいかな...」と独り言のようにつぶやいてから、
「じゃぁ、ここ、きれいきれいしようね」と言って、おむつの濡れていないところで、ぼくのお○ん○んを拭き始めます。
「あっ」
「うん?ちょっと我慢してね」
おむつで軽く握られたり拭かれたりするたびに電撃が走りそうになりますが、ももちゃんはそれも承知の上で、今回はさらりと済ませました。
「さぁ、きれいになった。もう行かなくちゃいけないしね、あんまりイタズラすると、またおもらししちゃうから、さらっとね」
「...」
ぼくはちょっとだけ不満もありましたが、課長のこわい顔が浮かんできて、早々にしぼみました。
ももちゃんも、そのへんのことは気にかけてくれてたんですね。


「じゃぁ、こっちのおむつに替えようね。いつもしてるゆうやちゃんのね」
「うん」
「ちょっとお尻上げてもらえるかな、ちょっと大変で...ごめんね」
狭いトラックの中で、無理な姿勢でぼくの足を持ち上げながらおむつを入れ替えるのはさすがにたいへんそう。ぼくは、お尻を浮かせました。
「おりこうさんね。そのまま...そうそう...はい、新しいおむつよ」
ももちゃんは、濡れたおむつをさっと抜き取り、代わりにおむつセットをぼくのお尻の下に敷き込みました。ぼくは力を抜いてお尻を下ろしました。
(ふぅ...)
ぼくはいつもの感触に安心しました。やっぱり、慣れた自分の布おむつですから。
ももちゃんは、股間やお尻のほうももう1回きれいに拭いてから、縦のおむつをぼくの股間から前に通してお〇ん〇んにかぶせました。
(ん...)
ずっしりとしたボリュームと幅広感で、股間のおむつが太ももの内側から足をもっと開くようにサインを送ってきます。
ぼくは自然と足がM字のように大きく開きます。
「あらあら、あんよ大きく開いてぇ、ほんと赤ちゃんみたい。お〇ん〇んナイナーイね」
すごく嬉しそうなももちゃん。横のおむつを左右から腰に巻き付けて前で交差させてから縦のおむつを股間のほうへ折り返します。
「こうやってぇ...」
ていねいにおむつの前を揃え、股間の形も整えると布おむつがきれいに当てられました。
「さ、おむつはできた。あとはカバーね」
ももちゃんは左右に広げたおむつカバーの横羽根を前で合わせてマジックテープで止めてから、前当てを両手でつかんでゆっくり前にかぶせていきます。
「次はホックを止めようね、ぷちんプチンって」
 ♪ぷつっ、ぷちん、ぷちっ、...。
これだけは、いつ聞いても恥ずかしい音です。
(あー...)
「あらあら、ゆうやちゃん鳥肌が立ってるよ。冷えたかな」
「えっ、あ、だいじょうぶ」
ももちゃんは、クスッと笑っておむつカバーのホックをひとつづつていねいに止めてくれました。
「さぁ、おむつでーきた。ゆうやちゃんどうかなぁ」
「うん...」
ぼくも微笑みます。
「じゃぁ、最後にジャージはかせてあげる」
「うん...」
「はぁい、いい子ね。じゃぁここ、ここに足を通して...そうそう...お尻浮かせてぇ...はーいできたぁ」
ももちゃんは、ぼくに手を差し伸べます。
「はーい、おっきして」
「うん、ありがとう」
「よかったぁ、お母さんよりも下手かもしれないけど、一生懸命にやったから...」
ももちゃんは、ちょっと気にしているようです。
「そんなぁ、すっごくよかったよ。ていねいだし、やさしくて...ぼく、ほんとうの赤ちゃんになった感じだった...」
「そう...」
ももちゃんの目が急に潤んできたように見えました。
(...?)
「よかった...。でも、もうお別れなのね...」
そこまで言って、ももちゃんは言葉に詰まりました。ぐっと感情が盛り上がってくるのがわかります。
(どうしよう...)
「ゆうやちゃんとは、ずっとむかしから一緒だったような...」
「そ、そうだよね。ぼくもそんな気がする」
「やっぱり、...私...」
「うん、ぼくだって...」
ぼくは、ももちゃんの目を見ながら、次に何が言いたいのか伝わってきたような気がして...、思いきって言いました。
「また、会えるかなぁ」
「えっ?」
「だから、今度は名古屋で...いいかな」
「うん、うれしい!」
ももちゃんは急に明るくなりました。
「『名古屋愛育総合病院』って知ってる? 名古屋インターのすぐ近くの」
「えーっ、あそこなの? ぼくのところから10分くらいだよ」
「近くだったのね。今は、そこの小児科...なの。でも研修が終わったらわからないけど」
「じゃあ、とりあえず、今度、おむつかぶれ診てもらいに行くね」
「ダ、ダメよ。『ここ』は赤ちゃんでも、ゆうやちゃんは大人でしょ。小児科じゃ診れないの」
ももちゃんはぼくのおむつカバーの上からお○ん○んのあたりをポンポンと軽くたたいて、
「それに、おむつかぶれは皮膚科よ」
「そっかぁ...」
「だけど、ゆうやちゃんのここ、今おむつ替えてあげた時にしっかり診たけど、小さな赤いポツポツがほんの少しだけ。あれは、おむつかぶれじゃなくて『あせも』だと思うわ。割と清潔にしてるみたいね」
「そう...」
そうだったんですね。さっき、ももちゃんがぼくのおむつをめくったままで、お○ん○んのあたりをじろじろと見ていたのは、おむつかぶれをチェックしてくれてたんです。
「今の状態なら、市販の塗り薬ですぐ治っちゃうから病院に来るほどじゃないわ」
「そっかぁ...」
ぼくは病院に行く口実がなくなって、次の手に詰まりました。
「いいのよ、無理に病院じゃなくても。名古屋駅とか、東山とか、栄とか、どこでもゆうやちゃんの行きやすいところで」
「それとも、ぼくちゃんのおむつ、他の看護婦さんに見てもらいたいんなら別だけど」
「えっ、あ、いや、そんなことぉ...」
「あはっ、冗談よ。それより、連絡先だけど...」
「あ、ぼくのケータイ...、これだから」
ぼくは自分のケータイ番号を表示させてももちゃんに見せました。
「はいはい...」
ももちゃんは、自分のケータイからぼくのケータイに電話をかけました。
 ♪ピュルルル...
「はい、いただきー。これメモッておくね」
「うん、私もアドレス帳に。『甘えん坊のゆうやちゃん』ってね」
「そ、それはちょっと...」
「いいのいいの、誰にも見せるわけじゃないから」
「そう?」
「うん、それより、もう行かなくちゃいけないんじゃないの? また会社の課長さんからかかってくるわよ」
ももちゃんは、なんだかせかすように言いました。
「そ、そうだね」
ぼくは、また課長の顔が浮かんできて少しげっそり。
「たいへんそうね。でも、ゆうやちゃんは頼りにされてるってことでしょう」
「いやぁ、そうじゃなくて、人使いが荒いだけだから」
「まあ、どちらにしても、そろそろ」
「うん。じゃあ、もう1回ももちゃんのクルマに行こう」
「え、いいわよ、私ならあの駐車場から帰るから、ゆうやちゃんはすぐにここから本線に入って」
「そんなぁ、クルマまでは行かせてよ。ぼく、見送りたいんだ」
「そう、じゃぁ、私のクルマのところまでね」
ぼくは、大きくうなづいてから、エンジンを一旦止め、運転席のドアを開けて降りました。
そして、トラックの前から助手席側へ廻ってドアを開けました。
「ありがとう」
ももちゃんは、乗る時とは逆の順序でステップに足をかけて慎重に降りてきました。
「はい、着陸」
「って、けっこう怖いでしょう」
「うん...かなり高い位置から降りるから」
「ぼくは慣れてるからそんなふうに思わないけど、普通はたいへんだよね」
「うん、さっき乗ったときはあまり感じなかったけど、降りるほうが怖いみたい」
「そうかも。後ろ向きに降りなきゃいけないし、下を見るとね...」
ももちゃんとぼくはレク〇スの方に向かって歩き始めました。


ぼくたちは高速バスの停留場から一般道へ抜ける通路を通って外の駐車場へ。
赤いレク〇スの横まで来ると、ももちゃんは運転席のほうへ回って乗り込み、エンジンをかけました。
「じゃぁ...」
「うん、また、今度の休みに必ず連絡するから。でも、ぼくの休みは不規則なんで...」
「いいのよ、ゆうやちゃんのお仕事がたいへんなのはわかってるわ。私だって、深夜勤務とかもあるからおあいこね」
「わかった、また。気をつけて行ってね」
「うん、じゃあね」
ももちゃんは、Dレンジにシフトしました。
レク〇スはゆっくり動き出し、駐車場の出口で一旦停止。
「じゃあね」
ももちゃんは、窓から手を振ってくれました。
(あ...)
ももちゃんは泣いています。右手の手の平で涙を拭いて...。
(...)
ぼくはそれに気がつかない振りをして大きく手を振ります。
そして、ももちゃんは大きくうなづくと、レク〇スを一気に加速させていきました。
(またね...)


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
今回で『懐古庵で...』は終わりです。
次から新シリーズで心機一転。どんなストーリーになるのか...。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


~~~『ぼくはトラック運転手さんでちゅ(第61話)』に続く

このストーリーはフィクションです。
登場施設名称、人物、等は全て架空の内容ですのでご承知おきください。

コメント

Secret

ももちゃん、コメントありがとう

わがままなんて、そんなことないです。
ぼく自身楽しく書かせてもらいました。
それよりも、ストーリーの中では『ももちゃん』というキャラのイメージを勝手に膨らませてしまって、ちょっとやりすぎたかなとも思いますが、そこのところは大めに見てやってください。

あつこさん、コメントありがとう

まだまだ暑いですね。
23日は「処暑」。そろそろ暑さが落ち着く頃なんですけどねぇ。

ほんと、このストーリーも長々と書いてしまいました。
シナリオがなくて、思いつくままに書くからこうなっちゃうんでしょうね。
もう少しメリハリをつけられるといいんですが...。

ああ~ぁ

もうお別れですねぇ、淋しくなっちゃった。
でも、わたしのわがままから無理におはなし書いていただいてほんとにうれしく思います。
ゆうやさん、ありがとうございました。

長編小説ですね

残暑お見舞い申し上げます。
いつも楽しく拝見しています。
また違った角度からおむつを表現してください。
 おむつカバーは本当に癒されますね。
プロフィール

甘えん坊のゆうや

Author:甘えん坊のゆうや
ようこそ!
ぼくは大型トラックの運転手です。普通とちょっと違うのは、大きな赤ちゃんってことだけ。いつもおむつしてるんだよ~(笑)。
This is Adultbaby diaper (Omutsu) site.

◆◆◆◆◆
掲示板開設しました。
下の『リンク』のところからどうぞ。

◆◆◆◆◆
ご意見、ご要望等は以下のメールへどうぞ。
yuuya062zzz@gmail.com
(メルアドは上記に変更しました)

◆◆◆◆◆
twitter
『yuuya062』

◆◆◆◆◆
禁無断転載(文章・画像全て)

FC2カウンター
現在の閲覧者数:
FC2カウンター
訪問総数
カテゴリー
最近の記事
最近のコメント
リンク
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。