ぼくはトラック運転手さんでちゅ(第19話)

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
『ぼくはトラック運転手さんでちゅ』
「第19話.ぼくのおむつが...」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


翌朝です。


「鈴木さーん」
それと同時に部屋のドアをノックする音。
(...)
ぼくは目が覚めました。お尻は濡れてないみたい。


「もう起きてますかぁー。7時過ぎましたよぉー」とおばちゃんの声。
結局、前の晩、監督さんの部屋でしこたま飲まされて、寝たのは1時ごろ、睡眠時間6時間はちょっときついです。それに、少し二日酔い状態だし。
「あ、はいはい、もう起きました」
「降りてこないから、どうしたのかなって思ったのよ。もう朝ごはん食べられるから」と、ドア越しの会話。
「す、すみません、すぐ降りていきますから...」
ぼくは、布団から出て、浴衣のひもをほどいて...
(...ぅん?...違う...)
昨日寝る前にあてたおむつカバーは、確か、ねこちゃんの柄だったはずでした。
かなり酔っていましたが、ぼくの2番目のお気に入りをわざわざカバンの下のほうから引っ張り出してあてたのをはっきり覚えていましたから。
でも今、前を開いた浴衣の下に見えるのは、医療用の薄いベージュ色のおむつカバー。
(...?)
これは実用性が高いので、運転するときによく使うやつ。
でも、部屋の中で過ごす時や寝るときは、味気ないのでほとんどあてません。
(...)
ぼくは悩みました。
(夜中に起きたっけ?...)
(替えた?...)
ぼくは、ねこちゃん柄のおむつカバーを探しました。
カバンの中にはありません。部屋を見渡しても...
(えぇーー?...)
それに、布おむつも10枚くらい少ないみたい。
(なんでー?...)
やっぱり一組分なくなっています。
(ということは、やっぱり無意識のうちに替えた?...かな)
(じゃぁ、濡れたおむつは? ねこちゃんのカバーはどこ? この部屋の中にあるはず...だよなぁ)
ぼくは、まだ少しぼーっとしながらも、とりあえずジャージの上下を着て1階の食堂に行くことにしました。
部屋を出て、階段を降り...
(げっ...もしかしたら...おばちゃんが...)
ぼくは、いやな予感がして階段の途中で一瞬止まってしまいましたが、思い直して、
(いゃーまさかねぇ...ねこちゃんのおむつカバーは始めっから持ってきてなかったんだ...きっと)
と、自分を無理に納得させながら1階へ。


食堂はまだ、時間が早いせいか誰もいません。
ぼくがテレビの電源を入れて、ニュースでも...と思ったときに、おばちゃんが奥からにこにこ顔で出てきました。
「おはよう、鈴木さん」
「あ、おはようございます。きのうはどうも...」
「あ、あーあー、いいんよ、あたしも久しぶりに楽しかったし...で、よく寝られた、かな?」とおばちゃんはぼくの顔をのぞき込みます。
「はい、だいぶ...」
「そう、よかったぁー。でも、昨日は田中さんの部屋でだいぶ遅くまで飲んでたみたいね」
「ええ、よく知ってますね。」
「そりゃ、あたしは宿直だもんね。ここのことはぜーんぶ知っとるよ。夜も見回りに行くし。廊下までよく聞こえたよ、田中さんの声は大きいからねぇ」
「...そ、そうですよね...」と、ぼくは何か変なこと言ってなかったかなぁってヒヤヒヤしながら思い返していると、
「そうだ鈴木さん、いや、ゆうやちゃん、おむつ大丈夫なの?」
「えっ?」と、ぼくが突然の突っ込みにたじろいでいると、
「今、あてているのは、ベージュ色のおむつカバーかな? それとも、朝起きてから他のに替えたのかな?」
「...(えーー?)」
(なんで知ってるんだろう...やっぱり...)
「きのう寝る時、ねこちゃんのおむつカバーあてたでしょう。 もー、おばちゃんに隠してもしょうがないのにぃ」
「...」
「夜中にね、3時頃だったかなぁ、あれだけ飲んだらきっと...と思ってね、ゆうやちゃんのおむつ見てあげたの。やっぱりおむつびしょびしょだったよ」
「...(あちゃー)」ぼくは、おばちゃんの顔が見れません。
「でね、起こさないように、そっと布団をめくって替えてあげたんよぉ。よーっぽどぐっすり寝てたみたいでね、ぜーんぜん起きなかったし」
ぼくは、顔が真っ赤になりました。泥酔して寝たとはいえ、おねしょでおむつを濡らして、しかも寝ている途中で赤ちゃんみたいにおむつを替えてもらったなんて。
「かわいかったんよぉ、ほんと赤ちゃんみたいな寝顔だったわぁ。足を大きく開いてね、おむつカバーのホックを外して前を開けたら、まだ少しちょろちょろ出てきたから、おねしょしたばかりだったみたい。」
「...」
「そのときね、どのおむつカバーがいいのかわからなかったから、かばんの一番上に入っていたベージュ色の一組をあててあげたの。ベビーパウダーもちゃんとぱたぱたしてあげたんよ」とおばちゃん。
「す、すみません...」
「いいのよぉー、ゆうやちゃんは赤ちゃんなんだから。おむつにおもらししさんだもんね」
「...」
「でね、もう洗濯しておいてあげたから...ほら」
おばちゃんは、食堂の南面のブラインドを開けて、中庭のほうを指差しました。
(げっ...)
そこには、きのうの夜に風呂場でおばちゃんに外してもらった水色のくまさん柄と、ぼくが寝る時にあてたクリーム色のねこちゃんの柄のおむつカバーが干してあるじゃないですか。それに、布おむつもたくさん風に揺れてるし。
「お、おばちゃん...」
「ねっ。すぐに乾くから」とおばちゃんは平然と。
「じゃなくてぇー、恥ずかしいーよ、あんなところに干したらー」ぼくは泣きそうな顔で言いました。
「なんで?」
「だってぇー...」
「だいじょうぶよ。だってあのおむつがゆうやちゃんのだって誰も知らないんでしょ」
「でもぉー...」
「それに、あの場所は塀があって外からは見えないの。それに、このブラインドはいつも閉めてるから、誰も見ないわよ」とおばちゃん。
「そうだけど...」とぼく。
「やっぱり、お洗濯物はお日様にあてなくちゃ。乾いたらいいにおいがするでしょ。ふかふかになるし」
「うん、まぁ...」
「ね、だから、ゆうやちゃんのおむつ、お日様に見てもらおうね。ああやって風に揺れてるおむつを見ると、あたしもむかしのこと思い出すわぁ」
おばちゃんは目を細めて、干してあるおむつをながめながら、遠い記憶をたどっているよう。

「そうそう、こんなことしてる時間はないわね。はよ食べなくちゃね」といって、おばちゃんは一旦厨房の中に戻り、トレイに朝食セットを乗せて戻ってきました。
「はい、どーぞ、ゆうやちゃん」
「ちょ、ちょっと、なんだか恥ずかしいから...その、『ゆうやちゃん』っていうの...」とぼくが言うと、
「あ、ごめんなさい。そうよね、昼間は立派な運転手さんだもんね、昼間は。では、鈴木さん、ご朝食ですっ!」
「って、それもおかしいから、普通でいいんですけど」とぼく。
「まぁ、とりあえず食べないと時間ないわよ。確か、荷降ろしは8時からって言ってなかった?」
「はい、じゃあ、いただきまーす!」


ぼくが急いで朝食を済ませ、食器を返却棚に置いて食堂を出ようとした時、おばちゃんが声をかけました。
「あ、ゆうやちゃんの...あれね。乾いたら現場の事務所に届けておいてあげるから、心配ないよ。」
「ど、どうも...」
ぼくは時間に追われていたので、その最後のおばちゃんの一言をあまり考えもせずその場を出ました。
これが後になって、また恥ずかしい種をまくことになるとも知らずに...。
(...事務所に届けておいてあげるから...)


~~~『ぼくはトラック運転手さんでちゅ(第20話)』に続く

コメント

Secret

タックンコメントありがとう

たしかに仕事しすぎといえばそうですね。
でも、まぁ、長距離の場合は自分でペース配分が決められるし、適当に休憩取りながらのドライブなんで、なんとか続きそうです。
おむつあてて全国を回れるのも役得かも。

ゆうやさん、こんばんわ。タックンブログに訪問頂きカキコありがとう御座います。 いつもカキコにお返しできなくてごめんね。今日はカキコしましたよ。 以下、同じ文面  「ゆうやさん、カキコ有難う御座います。 今日はお休みだったのかな、、仕事のしすぎですよ。おむつは一生もの、、、判って頂きありがとう。 今日はゆうやさんの癒された休日が文面より伝わってきましたよ。 おむつあてて良かったね。 休みの日は格別なおむつかな?」早くお礼が言いたくて、両方にカキコしました。タックンでした。

タックンコメントありがとう

このところハードな日々です。
ショートストーリーに出てくる静岡便と、長野便の連続。それに、単発で仙台にも行きました。雪や凍結路も何ケ所かありました。
2週間で休みは1日だけ。
まぁ、現地や途中途中で休んでいる時間もあるのでなんとかもっています。
でも、今年は例年よりも雪が少ない感じです。これから降るのかもしれませんが。

こんにちは

ゆうやさん、こんにちわっす。忙しいのですね。運転中のゆうやさんは、しっかりおむつでしょ。タックンも仕事中ですが、、コメント書きたくなって、アクセスしました。東海地方の天気予報を最近はよく見ます。道路状況もね。安全運転で荷物を正確に運んでください。  これだけのコメントですが、、つい書くことで安心しました。タックンよりゆうやさんへ。

タックンコメントありがとう

いつも読んでもらえてうれしいです。

こんなふうに、寝てる間におむつ替えてもらえたら、幸せですよね。
布団をめくってもらって、おむつが見えたらほんと恥ずかしいと思います。

この後、ストーリーはどんなふうになるのか自分でもわかりませんが、気長に待っていてくださいね。

ゆうやさん、おはよう。昨夜チェックした時は19話まだだったのに、朝、アップされている予感がしました。おばさんの夜中おむつ交換を想像しちゃい、朝からテンション高めのタックンです。ゆうやさんってヤッパ凄いや!仕事とおむつと小説頑張ってくださいね。
プロフィール

甘えん坊のゆうや

Author:甘えん坊のゆうや
ようこそ!
ぼくは大型トラックの運転手です。普通とちょっと違うのは、大きな赤ちゃんってことだけ。いつもおむつしてるんだよ~(笑)。
This is Adultbaby diaper (Omutsu) site.

◆◆◆◆◆
掲示板開設しました。
下の『リンク』のところからどうぞ。

◆◆◆◆◆
ご意見、ご要望等は以下のメールへどうぞ。
yuuya062zzz@gmail.com
(メルアドは上記に変更しました)

◆◆◆◆◆
twitter
『yuuya062』

◆◆◆◆◆
禁無断転載(文章・画像全て)

FC2カウンター
現在の閲覧者数:
FC2カウンター
訪問総数
カテゴリー
最近の記事
最近のコメント
リンク
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる